私より30歳以上も下の男の子なのに、“今私は、タメ口で話されている!?”
私より30歳以上も下の男に、“今私は、タメ口で話されている!?”
私と昔から仲が良い友達に、“私は初めてホストクラブに連れててもらう。”
私は60年間、旦那と共に生活をしてきた。
私の初恋の相手も旦那で、初めて付き合ったのも旦那!
その後は結婚、出産と旦那以外の男性と私は関係を持ったことが
ないほど初心な女なのだと思う。
それに比べ、私の友達は? 結婚と再婚を2度も繰り返し浮気や男遊びが
絶えない女!
何故? 彼女が私と仲がよいのか未だに分からない。
それでも気が合うと言うか? 私も彼女と一緒に居るとワクワクするのだ!
“人生を楽しんでいるように私には見えて、彼女を羨ましくも想う。”
・・・“本当の意味での勝ち組は彼女みたいな女性なのだろう。”
好きな事をやって好きなように生きて、私には絶対に真似できない生き方
を彼女はしているのだ!
『“ねえねえ、明日の晩! 予定空けといてくれる?”』
『・・・えぇ!? 別にいいけど? 何処行くの!』
『“いいところよ! 旦那には内緒よ!”』
『到底! 旦那には、言えない所なんでしょ!』
『まあーね! 楽しみにしてて!』
『・・・あぁ、ううん。』
・・・彼女はいつも私を、“新しい世界に導いて入れる。”
私のつまらない人生を“彼女が華やかにしてくれるの!”
それに旦那も、“子供達が自立して、二人きりになると?
私に少しだけ自由な時間をくれるようになったわ!”
勿論! 私の仲が良い彼女の事も旦那はよく知っている。
彼女も私の旦那に、“私を変なところに連れて行くなと強く言われている
らしいのだが。”
彼女は、そんなこと完全無視!
何故なら? 今日、私を連れてきた場所も、“ホストクラブなのだから。”
【いらっしゃいませ~】
『ただいま~! 今日、彼女初めてなの? 優しくしてあげてね。』
『勿論です! 今日の新人を彼女につけますよ。』
『あら? いいわねぇ~!』
『・・・・・・』
『どうも、今日は俺が君の相手するからさ。』
『・・・あぁ、はい、』
『じゃあー園子さんは、奥の部屋でオレと、、、!』
『えぇ!? 園子?』
『大丈夫よ! 取って食べたりしないから!』
『・・・・・・』
『“なんだよベイビー! 俺が怖いの?”』
『そんな訳ないわよ、貴方は私の子供みたいなモノよ!』
『俺は君の子供じゃないし! 立派な男だってところ見せてやるよ!』
『“貴方って、可愛いのね!”』
『俺、サイコー! さあさあー飲んじゃおうよ~』
『・・・あぁ、そうね!』
【カンパーイ】
・・・まさか!? 私は久しぶりに酔いつぶれてしまい意識を失った。
そして目を覚ました時、私の目に映ったのは“ホストクラブの彼だった!”
『・・・えぇ!? ココで何してるの?』
『○○ホテルだよ! 由希子、酔いつぶれてさ! 家に帰りたくないって
ワガママ言うから、俺が○○ホテルまで連れて来てやったんだよ。』
『えぇ!?』
『服は 由希子が熱い熱いって自分で脱ぎ始めて、一応! 俺は由希子に
手は出してないよ。』
『当たり前でしょ! 私みたいなおばさんに手なんか出さないでよ!』
『“なんでだよ、俺は由希子の事! おばさんなんて想ってないけどな。”』
『バカ! オバサンを揶揄わないで、いいから、ホテルから出るわよ!』
『・・・あぁ、ううん。』
・・・○○ホテルを出たのは? AM2時30分だった。
私は急いで園子の携帯電話に電話して、旦那への言い訳を考えてもらう。
『今、何処に居るのよ?』
『ホストの子と○○ホテル。』
『“えぇ!? その子とヤッたの?”』
『ヤッてないわよ、酔いつぶれて! でも旦那に何て言ったらいいのか?』
『明日の朝一に、ワタシから由希子の旦那に電話してあげるから、今日は
ワタシの家にタクシー捕まえて今から来なさい! 泊めてあげるから。』
『うん、そうするわ!』
『じゃあね、何かあったらまた電話して!』
『うん。』
私は旦那と結婚して、“初めての朝帰りをする。”
昨日は、“園子の家に泊めてもらう。”
朝一、園子が私の旦那に電話をして上手く言ってくれたらしい。
私はその足で家に帰る。
旦那は私が帰った時には家に居た。
仕事に行く準備をしていたところらしい。
『ただいま!』
『園子ちゃんから話は聞いたよ、今日はもうゆっくり休んでるといい!』
『あぁ、ありがとう。』
『じゃあー僕は、仕事に行ってくるよ。』
『・・・ううん。』
旦那に怒られる事はなかったが、なんか罪悪感だけが私に残った。
だけど、今考えると、、、?
私より30歳以上も下の男の子なのに、“私にタメ口で話していた!?”
でもなんだか新鮮で、また私は彼に会いたいと思い始めている。
また、あのホストクラブに行ったら? 私は彼を指名しよう!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。