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詩❲情景❳

夢を見る花

作者: 日浦海里

巡って交わり咲いた花は

雪の降りしきる冷たい夜に

花を散らせて眠りについた


暗く長い夜が明ければ

また艶やかに咲き誇るから

長い旅路で光を見失わぬよう

月の雫となって

葉に宿り

夜が明けるまで側にいよう


だから今は

静かにおやすみ




巡って再び根ざした花は

雪の溶け出した冷たい朝に

露を含んで花を開いた


長い道のりに色づいた世界

雫は露と共に消えて

地と根を潤し

実がなるための糧になろう


だから今は

ただ艶やかに



巡って交わりまた花咲くよう

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― 新着の感想 ―
[良い点]  何だかとっても艶っぽい詩ですね♪  華を夢見る花の霞に浮かべた涙の雫
[一言]  献身に対価は必要ないのでしょうけど。  報われたと思える何かはあればいいなと思います。  それが花咲くことなのか。  実を結ぶことなのか。  糧となること自体なのか。
[一言]  花をテーマに描くとき。  一年草か、多年草かで、描きかた変わりますよね。  特定の種類を描くなら、調べてからでないと(汗)  私、植物(も)詳しくない……。
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