表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/15

神話が紡がれた日

 新たな神話が紡がれる。



―戦艦大和CIC(戦闘指揮所)―


「リコメンドファイアッ!!」


「SM3発射!!」


「撃てェェ!!!!」


 異世界は核ミサイル攻撃の危機に晒されていた。敵の名はデウゴス。


 俺、戸村幸一大佐が率いる統合任務部隊(国連日本海軍連合艦隊等)はそれを阻止すべく、イージス艦にて迎撃を決定した。


「アリス。あなたの想い、ちゃんと受け継ぐからッ!」


 ミュラ女王陛下は祈られた。

 先王にして彼女の親友のアリスは、『大事件』で国民を守ったために崩御したのだ。


(安心してください。今回は国連日本海軍がいます)


そう思いつつ、俺は核ミサイル迎撃の指揮に専念する。


「「発射!!!!」」


 全ての人々の祈りを乗せ、迎撃ミサイルは宇宙へと駆け昇る。


 当たれ。


 当たれ……!


 日本よ。異世界、方舟を救え!!


「……!!」 


「「……命中ですッ!!」」


「……いよっしゃああ!!!!」


「やったぜ!!」


「落としたぞ!!」


 新たな神話を作ってしまった。

若い隊員を中心に歓声をぶちまける。天皇陛下も力強く頷かれた。


「やったよ?見える?アリス?」


 最も感動されたのは女王陛下に違いない。

先王の遺志を見事に継がれたのだ。


 俺たちを祝福するかのように、大空はどこまでも青く、晴れ渡っていた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ