異世界の登場人物
・ミュラ
異世界、方舟の女王。
本作のヒロイン。金髪ロング、エルフ耳。瞳は緑。外見年齢は20歳ぐらい。だが実際は2152歳。
アリスとは親友であった。彼女を尊敬している。『大事件』以来、彼女を恋しく思っている。どうしてもアリサとアリスを同一視してしまう。「アリスが戻ってきてくれたら……」と度々こぼす。『大事件』でアリスを奪ったデウゴスを人一倍憎む。
宰相を置かずに、親政をしている。(のちに日本国国連日本海軍大佐の戸村幸一を宰相に抜擢する。)
イギリス王族風の赤い軍服に、黒いマントを着用する。
・アリス
方舟の先王。
女。金髪ロング、エルフ耳。瞳は青。
命を投げ出して方舟を救った。『大事件』で崩御。方舟国民からは英雄とみなされている。
・アリサ
アリスの生まれ変わりの少女。
13歳。アリスをそのまま幼くした容姿。
父親が大会社のCEOだったが、堅苦しい家柄が嫌になり人間界より方舟に移住してきた。
方舟国民からはアリスと同一視されているが、本人はそれを複雑に思っている。
趣味は読書。
・ロスト
方舟で、ミュラの侍従長兼衛士を務める青年。
外見年齢19歳ほど。ただし、人族から精霊族になったため結構生きている。青い髪に紫の瞳。エルフ耳。大人しい性格。
かつては人族、中世ヨーロッパの騎士見習いだったが、訳あって方舟に移住。アリスに寵愛されたのもつかの間、『大事件』で彼女を失う。
・バシス
方舟の王族たる精霊族の青年。
銀髪。瞳は赤。エルフ耳。ミュラやアリスと同世代。
王族だが、かつて災厄をもたらしたデウゴスの家系だったため、幼少期は軟禁されていた。
デウゴスの子孫であり、デウゴスと組んで『大事件』を起こした。
アリスに恋愛感情を抱いていた。
・デウゴス
方舟の滅亡を企む老人。精霊族。
『大事件』の主犯にしてバシスの先祖。『大事件』の以前にも、幾度も方舟に災厄をもたらした。
・イナバ
王立図書館司書を務める少年。
外見年齢16歳ほど。ふさふさとしたうさぎ耳が生えている。
彼はうさぎ族であり、うさぎ族は異世界と方舟を繋ぐことができる。
(日本神話に「因幡の兎」が登場するが……。)
・軍事大臣
魔族の壮年。ミュラに仕える剛直な軍人。
顎髭を生やし、金髪オールバック。