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異世界で宰相に任命されました
-首相官邸内閣危機管理センター-
閣僚たちは巨大モニターを注視していた。
「そうか……奪還されたか……!!!!」
総理は顔をほころばせ、副総理は目頭を押さえる。異世界部隊の報告では、その多くが無事だという。
間もなく、輸送機が空港に着く予定だ。
-方舟議会-
「それでは……ミュラ女王陛下の示された議案「戸村幸一殿を宰相に任命することについて」の採決を……」
ゴクリと唾を飲み込む俺。
挙手する諸氏。反対派は……多くない……。
ミュラ女王は、方舟の危機を救ってしまった俺、大和艦長を宰相に任命しようとしている。
いや、女王の人事権強すぎるだろ、と。
先王アリスの執事ロストくん然り。
日本部隊は、実際に方舟に落とされた核を迎撃したため、論功的にそれほど大きな反対意見はなかったらしい。
結果が出た。
……異世界で宰相に任命されました。
俺の運命やいかに…………。




