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序章:十色の始まり
銃声と、剣戟による金属音、爆発音、そして絶叫。
そんな暴力的な音が轟く戦場で、二つの色がぶつかり合っていた。左翼に展開している、真紅のフォルザー帝国軍。右翼に展開している純白のエレフセア連合国軍。
一月前から続いているこの戦争も終止符を打たれようとしている。
現在、帝国軍の兵力は連合国軍の兵力の三倍を優に超えていた。それに加え連合国軍は目に見えて疲弊している。連合国軍が敗北するのも時間の問題と思われた。
この時までは。
三時間後、帝国軍は敗走せざるを得なくなる。
突如現れたたった10人もの男女によって兵力を八割削られ、壊滅状態に陥り敗走せざるを得なくなったのだった・・・
のちに《十色》と呼ばれ畏怖される者達の最初の活躍だった・・・
初めて書くつたない作品ではありますが楽しんでいただけたら幸いです。
よろしくお願い致します。