異世界に到着
気がつくと俺は森の中で倒れていた。
そして右手には俺が作った刀が握られていた。
俺はあたりを見渡すと自分の頬を抓り、夢じゃないか確認した。そして最後に魔法が使えるが火の玉を出そうとした。やっぱり、火の玉も出せた。
「さて、これからどうするか」
色々考えたが、とにかく、森を抜け、近くの村を探すことにした。
握っていた刀を腰に差し、歩き出した。
※
森を歩いてる途中、ゴブリンらしき魔物や狼みたいな魔物に襲われたが、刀の試し切りや魔法の練習台になってもらった。そのおかげで刀にも魔法にもなれた。
森を抜け、草原に出て、近くに村が無いか探していると
「うわーーーー」
森の方向から子供の叫び声が聞こえた。声がした方向に振り向くと、そこには十歳くらいの少年がウルフに襲われていた。
「間に合え」
そう呟きながら走り出した。
※
僕の名前は、トルク。 ウッド村に暮らしてる。
最近、ウッド村が魔物に襲われた。その時、父さんが魔物に怪我を負わされた。
怪我は一命は取り留めたが、薬草が足りず、治療がまだできていない。このままでは父さんが危ないと村の薬師聞いた。
その薬草は何所で取れるか、薬師に聞いたら村のはずれの森で取れると言っていたが、「最近、ウルフが凶暴になるから行くな」「ギルドに依頼したから待ってろ」と言われた。
でも僕は、いつ来るか分からない冒険者なんて待っていられなっかた。
僕は一人で村を抜け出して、森に向かい、薬草を取りに行った。
薬草は無事取れたが、帰りにウルフにきずかれた。
叫びを上げて険しい森を抜けて走った。体力も尽きて、小石につまずいて転んだ。 この時、僕は死を覚悟した。
「グルガーー」
ウルフが飛び掛かって来たその時
「キャン」
と鳴き声を上げて五メートルぐらい後ろに飛んだ。
「無事か」
僕の目の前には、黒髪黒目の青年が居た。