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嘘でもいいから  作者:
4/5

約束



京ちゃんには悪いけど、私は今すぐに京ちゃんの事を諦めることはできなさそうだ。




だけど、これ以上想っていても、報われない恋なんだって、わかってしまったから。



「き、京ちゃん!今週の日曜日、会えないかな」


私、決心つけなきゃね。


『ん?お前……っ、あぁ、いいよ。…いつもの所でいいの?』


……?今日の京ちゃん変?


「うん!じゃあ、3時頃に待ち合わせね」


私、笑えてるかな?





ねぇ、京ちゃんは知ってるのかな?……今週の日曜日に、事実上は私達が付き合って半年になるんだよ。



そんなこと、覚えてるのなんて、私だけに決まってるのはわかってるけど、京ちゃんが約束してくれただけで、やっぱり期待してしまう。







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