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嘘でもいいから  作者:
3/5

好きな人


次の日になっても、昨日見たキスシーンが頭から離れなくて、涙が止まらなかった。


―in学校―



うわー、目腫れてる!


鏡に映る自分の顔をじっと見る。


…………可愛くない顔。


「もっと可愛い子だったら、京ちゃん、相手にしてくれたのかな。」


昨日、京ちゃんと一緒にいた人、凄く綺麗だったもんな。



「京ちゃん…あの人が、本命なの?」



きっとそうだよね。


邪魔者は私。



『あれー?京介の彼女ちゃんじゃん?うわー、大丈夫?目』


あ、この人昨日の………



「あ、すみません!…大丈夫です。」


最悪だ。


トイレで鏡なんて見てなきゃ良かった。


『いやいや、大丈夫じゃないでしょ!…ちょっとおいで』



……へ?



――10分後――


『できたーー!いやー可愛いなぁ!』


え、これどんな状態?


「あ、あの………?」


『いやぁ、本当は腫れてる目を隠すだけのつもりだったんだけどさ~~貴方肌綺麗だし、可愛いし、つい化粧したくなっちゃって!あ、でもナチュラルメイクだから!』


…………良い人だなぁ。



京ちゃんの周りにいる人達は殆どが、結構派手な人だったから、なんか特別な人なのかなって思ってしまう。


「あの、京ちゃんの事、好きですか?」


気づくと、無意識に言っていた。


『え?…うん、好き』


…………好き、なんだ。


じゃあ、何?…両思いって事?


「そ…なんですか。あの、ありがとうございました!失礼します。」


せっかく、化粧してくれたのに、泣きそうだ。



『……?大丈夫かな?』












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