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嘘でもいいから  作者:
2/5

目撃


「はぁーー」


私、今めちゃくちゃへこんでます。


『そんな男といつまで付き合ってるつもり?』


そう言うのは、親友の青木美海(アオキ ミカ)


「いや、もしかしたら付き合ってなかったのかも。」


『はぁ!?あんた自分が何言ってるかわかってんの!?』


………自分でもよくわからないけど。


「少なくともさ、京ちゃんの中では私はただの遊び相手なんだよ。私が勝手に付き合ってるって思ってただけなんだよ、きっと。………ハハッ…バカみたいだよね私。」



『千尋?』


「私っ、告白したとき《いいよ》って言われて、舞い上がってた。もしかしたら、少しは京ちゃんも私の事好きでいてくれてるのかなって、勝手に思い込んでた。……でも、考えてみるとさ、私一回も好きって言われた事ないし、手だって握った事なかったんだよね。」



こんなこと、何で気づかなかったんだろう。



「最初から、私の一人相撲だったんだよ。」



本当、私は馬鹿だ。


『っ千尋にこんなこと言わせるなんて、まじでぶっ殺す!!!!!』


「美海、恐いよ」


ふと、外を見ると

……京ちゃんの姿が見えた。


さっきの女の子といるみたい。


それにしても、やけに距離が近いような…?


「っ!『あいつ!っっあ、千尋今の…「見ちゃった」





京ちゃんが他の子と仲よくしてるのは見慣れてたのに……キスシーンなんて、初めて見た。


どうしよう。


涙がとまらない。



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