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トラストゲーム  作者: 夜明空
第1章 追放ゲーム
6/13

第6話 疑い、そしてローラー

今回は2人の投票が描かれます。

「なるほど……立川さんは白ということですね。」

琴音がそう言うと、他の生徒達も納得したようだった。そんな中で市ヶ谷が再び口を開いた。

「じゃあ後は誰が裏切り者なんだ?」

すると今度は2人の生徒が声を上げた。それは、国分寺優菜と藤野美月という女子生徒だった。彼女達はお互いに見つめ合い、そして同時に言ったのだ。

「私は……市ヶ谷君だと思います!」

「私もそう思います!市ヶ谷君が怪しいです!!」

2人がそう主張すると市ヶ谷が

「なんで俺なんだよ!?そういうお前らも十分怪しいぞ!」

と反論した。すると、琴音が2人に話しかけたのだ。

「国分寺さん……藤野さん……どうしてそう思うのですか?」

すると2人は同時に話し始めた。

「それは……」

「市ヶ谷君は人の言ったことを賛成するだけで……」

2人の話を聞いた後、琴音はこう答えたのだ。

「なるほど……分かりました!では、まず国分寺さん、その次に藤野さんに投票しましょう!」

琴音がそう言うと皆賛成してくれたようですぐに投票が始まった。その結果、国分寺優菜が追放されることになったのだ。彼女も泣きながら学校の外に追い出されていったのだった……

ピロンッ!

皆のスマホが一斉に鳴った。題名には「投票の結果」と書かれていた。内容は国分寺優菜が裏切り者ではないということだったのだ。すると市ヶ谷が口を開いた。

「話し合う必要はないな。」

「そうですね。」

それに琴音が賛同した。

『時間だ。誰を追放する?』

皆がスマホを操作し始めた。投票の結果、藤野美月が追放されることになった。彼女は笑いながら学校の外に追い出されていったのだ……

ピロンッ! 皆のスマホが一斉に鳴った。題名には「投票の結果」と書かれていた。内容は、藤野美月が裏切り者だということだったのだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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