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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

パーティーを追放されたので従者のエルフと世界を救う旅に出ます~雪化粧した墓標に寂滅の鐘は響く

作者:紅島涼秋
 5年間ダンジョン攻略のパーティーを共にしてきたリーダーのヤックに横領の罪を咎められ、追放を告げられ吹雪の外に放りだされてしまう冒険者レガード。
 パーティーの金は横領し続けた報いを受けた形だ。事実レガードはパーティーで稼いだ金の多くを懐に入れ続けた。
 彼は追放された吹雪の中で過去に命を救ったエルフの少女フィーと邂逅する。
 彼女は全くの偶然で彼の元に姿を現し、彼を自身の拠点の宿へと誘った。
 低レベルのダンジョン攻略を生活の中心にして、空っぽの仲間たちと安寧に過ごしていた彼の停滞していた運命の歯車は回りだす。
 妹を手に掛け、師匠の仲間を手に掛け、死にゆく師匠を見送った彼は5年の歳月を経て、師匠の墓標を示した吹雪の日にエルフの少女フィーの人生を縛る。
 老いと死によって狂気にまみれた師匠との約束を守るため、エルフの少女フィーと共にパーティーを結成して活動を始めれば、彼らは迷宮都市スピアーノで起こる事件に自然と巻き込まれていく。

 槍を振るい従者の少女たちと共にダンジョンに潜む魔物を倒し、病に倒れる人を救い続ける。たとえ師匠と同じように大切に思った人の命を狂気の天秤に乗せようとも、フィーという運命に手を引かれた彼は歩き続ける。

 奥底に眠りし白き巨鳥はもはや運命に逆らわず。
 黒き古龍は遥かな頂から人々を望んだ。
 ダンジョンの最奥にて待ちし魔竜は、白き獣の名へ死ねと叫び。
 蒼き獣は人の命を喰って、人に断末魔を上げさせた。
『我が魂に変えても悪しき魔竜を打倒させたまえ』

 眷属たる古龍に封印されし人の形を取った邪神は笑った。
「汝、己が身の行く末を知りたいか?」
 愚かな人は白も黒も青も捨てて、その邪神に手を伸ばす。

 これは龍が世界を救った後の世の中で世界を滅ぼすレガードが世界をめぐる物語。

「さあ、世界を救う旅に出よう。たとえそれで幾万の人が死のうとも、師匠の望んだ通り僕は世界を救ってみせる」

 大陸ノルトペルデレに雪が降り、世界に寂滅の鐘が歌う。
第1章 雪化粧した都市に鐘声は鳴り響き
1 吹雪の出会い
2021/06/12 18:10
2 吹雪と少女
2021/06/12 18:15
3 少女の契約
2021/06/13 18:11
5 武器屋と酒瓶
2021/06/15 18:16
7 フィーとダンジョンに
2021/06/17 18:06
8 黒い腕
2021/06/18 18:23
9 ヤックたちの優雅な一日
2021/06/19 18:09
10 ヴァルカンの孫
2021/06/20 18:13
11前 奴隷の首輪
2021/06/21 18:08
12 クレマリー①
2021/06/22 18:13
13 クレマリー②
2021/06/23 18:17
14 行いは巡る
2021/06/24 18:13
15 領主娘の病
2021/06/25 18:09
18 北東の森①
2021/06/28 18:11
19 北東の森②
2021/06/29 18:25
22 黒真と白偽
2021/07/02 20:42
27 やはりこいつはおかしい
2021/07/07 18:06
35 お前は誰だ?
2021/07/12 18:07
36 旅の始まり
2021/07/12 19:06
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i565155

イラスト作成:つなかわ様(@tsunakawa_0429)
メインヒロインのエルフの少女フィーをお描きいただいたものです。
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