サンタクロースのレッドリスト(童話)お片付け
サンタクロースにはブラックリストとレッドリストがある。
ブラックリストは有名。
悪い子の名前が書いてある。
このブラックリストに名前が載ってしまうと大変。
じゃあレッドリストは?
これはある年にサンタクロースがケガをしたときに作ったリスト。
どうしてケガをしたか知ってる?知らない?
サンタクロースは夜来る。
夜は真っ暗。
部屋の中もね。
ある家の子供部屋はすっごく散らかっていた。
床にはミニカー・レゴ・ブロック・人形etc
色々なおもちゃが出しっぱなし。
そんな散らかった部屋に、夜サンタクロースはこっそり忍び込む。
どうなったかわかった?
そう。
サンタクロースはレゴを踏んで痛さに悶絶した。
でも子供を起こしちゃいけないから、声を上げずにグッとがまんした。
そしたら今度はミニカー。
かわいそうなサンタクロースは、転んでしまった。
音をたてないように気を付けたせいで、変な転び方をしてしまったんだね。
腕の骨を折ってしまったんだって。
その年からサンタクロースはブラックリストの他にレッドリストを作ることにした。
部屋が散らかっている子のリストだ。
サンタクロースの肩にはお手伝いをする小人が二人乗っかっている。
1人はブラックリストを覚えている、黒い小人。
もう一人はレッドリストを覚えている赤い小人。
二人はサンタクロースが家に入る前に、その家がリストに載っている家かどうかをサンタクロースに伝える。
ブラックリストに載っている家なら、いたずらランクに合わせたプレゼント。
レッドリストに載っている子なら、プレゼントは玄関に。
どちらにも載っていない子なら、クリスマスツリーの下か、靴下の中、子どもの枕元にプレゼントを置いてくれる。
君はどうだった?
設定
サンタにはお手伝いをする小人がたくさんいます。
小人たちはあちこちに隠れていて、子供たちのことを日々サンタに報告しています。
夜寝る前の読み聞かせの代わりに、自分で創作しながら話して聞かせます。
「どうしてお父さん(お母さん)はそのことを知っているの?」と聞かれたら
「この間サンタさんの小人を見つけて、チョコレートを上げたら教えてくれた」
と言ってあげてください。
小人がサンタに報告するのは、12月だけではないので、部屋はいつもきれいにしておいた方が良いです。
設定を大まかに覚え、ご自分の言葉で子供に話してあげてください。
昔の小人はリストの分厚い本を持って仕事していましたが、今はiP〇dなので身軽になりました。
前年のリストと記憶が混じると困るので、毎年違う小人がリストを覚えます。




