神
全ては落ちの為にあるんでよろしくお願いします
「ねぇ?」
と彼女
「瞳」
が語りかける
「なんだよ」
「宿題見せて」
ま た で す か
何 回 目 で す か
「いい加減自分でやれ」
「めんどいじゃん」
俺のフックを軽くいなす
やるなこいつ
俺はクラスでトップクラス
馬鹿には最初から興味ない、俺が恋心を抱くのは、そう!
隣のクラスの[楓さん!]
成績優秀弓道部部長
かといいこいつは陸上部インターハイ出場、だがテストは最下位
典型的な馬鹿
「第一お前が俺の回答書き写したら、間違いなくバレルだろ。何で先生も見逃すかな」
「私が可愛いから」
……………
「What's?」
「日本語しか知らない」
確かに、確 か にこいつは顔だけなら美人だ。
だが自分で言うか!?普通
「ナルシストも程々にな」
「もういい楓に見してもらう」
「ちょっと待ったー!!」
ヤヴァイ、こいつに楓さんのとこに行かれると、激しくヤヴァイ。
俺が好意を寄せてる事を言うに決まってる。
「お、俺のを見せてやらんこともない」
…………
返事がない
顔を上げると
「アイツ!行きやがった!」
慌てて追い掛ける俺の走りは今ならあの、カールルイスにだって勝てる。
見つけた!
「もう聞いてるよ…終わったな…」
楓さんから皆に回るんだろなきっと…
「神様、どうか噂を回さないで下さい」
急に視界が暗くなる
「願いを一つ叶えて信ぜよう」
………!?
どこから声した!?
周りを見渡せば…
廊下で女同士で話してた女子、走ってる途中の男子
時間が…止まってる…
「なんじゃこりゃー!」
俺はほっぺをつねる
痛い
夢じゃない
「下じゃ下」
そこにいたのはデブ猫だった
「猫が喋ってる…」
「猫じゃない福神じゃ、神じゃ敬え」
「神?」
馬鹿か信じるか
「えーと自体が把握出来ません」
「お主わしを呼んだじゃろ」
記憶をさかのぼる、
「神様、噂を回さないで下さい」
あったこれか
「神様って呼んだら来るの?」
「暇じゃからな」
「神に暇なんかあるんだ」
「神だって暇はある、で、願いは何じゃ」
願い………か………
「いくつまでいいの?」
「欲張んな庶民、一つじゃ」
一つか………なら楓さんと付き合うとかは勿体ないな
「何でもいいの?」
「神をなめるなよ庶民」
うおっしゃー!
「俺を!!!!」
「神にしてください!!」
「分かった」
やっほーい!神になれる!神になれる!神のイントネーション間違ったとかどうでもいい!
俺はかみになった、間違いなくかみに
紙に