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第二話

第一話から第十話まで毎日更新します。

なんか内容薄いって思ったそこのあなた!全く同意見!8話くらいからちゃんと密度高くするから!とりあえず10話まで読んでみよ??ね??

焚き火のぱちぱちという音が、静かな森の空気に溶けていく。


焼けた魚の香ばしい匂いが漂う中、僕と姉さんはいつも通りの夕飯を囲んでいた。




「……今日の魚、ちょっと焦げてるよ」




「香ばしいって言いなさい。失礼ね」




姉さんはぷくっと頬を膨らませる。そんなやり取りも、いつも通りのはずだった。




だけど、今夜は――




「ねえ、姉さん」




「なに?」




「……僕、冒険者になりたいんだ」




姉さんの手が止まる。焚き火の火が、ぱちっと小さく弾けた。




「ダメよ」




「……なんで?」




「どうせまた、“外に出たい”とか“世界を見てみたい”とか言うんでしょう? 最近ずっと言ってくるじゃない、あなた」




僕は口を閉じたまま、視線を焚き火に落とす。




「……魔法も使えるし、きっと何とかなると思うんだ」




言葉を選んで、それだけ伝える。


本当の理由――魔女の痕跡を探したいという気持ちは、飲み込んだまま。




姉さんはは少しの間黙っていたけれど、やがて静かに口を開いた。




「……別に、冒険者になること自体を否定したいわけじゃないの。


でもね、あんたにはちゃんと話しておきたかったのよ」




彼女は火を見つめながら、ぽつりと言った。




「……私たちの両親、村の人の話だと、昔は冒険者だったんだって。


でも、私たちがまだ小さな頃、村の周りの魔獣達の様子がおかしいから見てくるて言って、それっきり戻ってこなかった」




僕は黙って聞いていた。




「遺体も見つからなかった。何があったのかも、誰にも分からない。


結局、供養もできてないのよ。……だから、怖いの」




その言葉が、重く胸に響いた。




「……それでも、行くの?」




少しだけ、視線を外したまま。僕はうなずいた。




「うん」




キャトラはしばらく僕を見つめていたが、やがて観念したようにため息を吐いた。




「……じゃあ、明日。森の広場に来て」




「森の?」




「村の裏手にあるでしょ?あそこならあんたが結界を張ってあるし、暴れても平気よ。」




思わず頬が熱くなる。僕が魔法の練習をしていたら姉さんに見つかってそこから2人で魔法を練習するようになった場所。






少しだけ笑い合って、それで今夜の話は終わった。







夜。




毛布にくるまりながら、僕は目を閉じる。




(……寝ている間も魔力を体内で循環させておくと、魔力の扱いが上手くなるんだって。魔女がそう言ってたっけ…)




身体の奥に意識を向ける。


ゆっくりと、静かに。魔力が体を巡っていくーーーーーーーー。

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