自分語り
オレの名前は「曰野 三和」。26歳で予備校の講師をやっている。現在過去未来がともに穏やかであるように、という意味が込められている。
そんなわけで、田舎の庭付き一戸建てで一人暮らしをしている。日曜日が休みなのは久しぶりである。予備校なので、必ずしも休日が休日になることはない。かといって、特に遊ぶ友人もいないので、一人のんびり過ごしている。でも「友人がいない=さみしい人」とは思わないでほしい。友人がいない自分を選んでいるからだ。敢えて「一人」を選んでいるのだ。一人でも、楽しいことはたくさんあるのだ。
オレは昔から、誰彼構わず「友達」と呼ぶことができなかった。むしろ簡単に「友達」と言われても困る。学生時代、昨日まで仲良く話していたのに、今日は話すどころか挨拶すらしない。すぐにグループを組みたがり、仲間外れにしたがる。そんな女子ばかりを見てきたから、どこからが「友達」なのか、どこまでが「知り合い」なのかが分からないのだ。そして、オレ自身、特にそういう枠の人を求めてはいないのだ。ま、世の中にはいろんな人がいる、ということだ。話せる人も環境もある。仲間といえる人たちがいる。今のオレにはそれで十分なのだ。




