戦乱の世で、空から高みの見物スローライフ　～絶対安全圏の飛空艇に引きこもり、地上の英雄たちをコタツでダメにしていたら、いつの間にか神扱いされていた件～

「もう一族のためには働きたくない。俺は空に逃げる」
国が崩壊し、群雄割拠する戦乱の世。 最強の異能一族でありながら、戦いに疲れた青年クロードは、家伝の【蔵造り】と呼ばれるクラフトスキルで巨大な飛空艇を建造。地上のしがらみを全て捨てて出奔した。

目指すは、誰にも邪魔されない空の上のスローライフ。 世界樹の果実をデザートにし、霊峰のドラゴンをステーキにして舌鼓を打つ。 そんな彼の元に、なぜか地上で消耗した規格外の少女たちが降ってくる。

「ここを私の陣地とする（コタツから出ない剣聖）」
「もう二度と働きません（人をダメにする布団にこもる聖女）」
「私より暖かい……（1日三回風呂に入る業火の魔女）」

これは、安全な空の上から地上の争いを高みの見物しつつ、ポンコツ化した最強ヒロインたちを甘やかして暮らす、元・最強術士の物語。