あとがき
この小説は私の『遺書』です。書ききったのでこの世と「さようなら」します。今まで本当にありがとうございました。
……。
…………。
………………。
……と書こうとしていたのは今から思い返すと何とも考え深いものです。今はそんなことは微塵も考えていないので御心配なく。これからも私は生きていく心つもりです。
14年前にこの小説を書き始めた時、本当に私はこれを遺書とするつもりでした。しかしこの物語は私の文才の無さと、自分自身の理解度の無さから完成することなく『Futuristic Memory』という小説に一部設定を移しながらも放置されることになりました。
なぜこの小説が私の遺書なのかと言えば、この小説には本当の話があるからです。言葉には表せないことを文章にしようとして生まれたものがこの小説です。14年前にはこんなラストを描くことすら考えていませんでした。
きっと彼女の唄を知らなければ、救いなく死ぬ私を描いたことでしょう。
現実の私は彼女とは面識がありませんが、彼女の唄で救われました。生きたいと初めて思いました。そしてその希望をまた次に繋げていきたい。私にできることは何だろうとずっと考えています。私にできること、恐らく挑戦し続けることなのでしょう。
悩んでいても何も生まれませんから。
それでも最近はまた自己嫌悪に陥ることもあり、夢への歩みも止まりかけています。
私が叶えたい夢は、現実が邪魔してきます。私は板挟みに遭いながらその隙間に身体を押し込んでねじ込んで進んでいる。そんなイメージです。
でもきっとその先に光があると信じます。
希望をくれた彼女と同じように私は光になります。そんな私の願い。
私が今更この小説を書き終えたのはただ知ってほしかっただけかもしれません。
私は私自身の心情表現が苦手ですから、小説という形でしか言葉にできません。現実の私は誰にも私の心を伝えたことがありません。辛いことだって自己完結するしかありません。
知ってほしい。という感情は孤独ゆえなのでしょうか。
まあ、私は怖くて会いたくても誰にも会えないわけですが。
小説のような結末を迎えていない私の自分勝手な夢の結果がこの小説だったわけです。
婉曲表現をしている時点で全く伝えていませんね。
空に一人ぼっちの月。私は月。
時に冷たく、時に優しく。私は万人に拠り所を与える。そんな存在になりたい。
いつかその夢が叶ったら、私は私を好きになれるかもしれません。
長々と失礼しました。
小説としては三流な目的意識、物語としても二流ですが、ここまで付き合っていただきありがとうございました。
P.S.
いつか”私”と私が世界を希望へと導きますように。
私たちと私の太陽と私の大切な人達が幸せになりますように。
世界が希望で溢れますように。




