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落ち着け

( ᐛ )けゃ~ォ

作者: 七宝

 僕ちんの脳内でヒソヒソと囁かれている雑談を書き起こしてあげました。寝ぼけているので何を書いたのか全然覚えてません。、赤保留(*´﹃`*)、、、

 山田ドエロ彦という青年は名前の通りエロエロだった。昔から×××の××は全員×××××××し、毎日×××××ばかり見ていて母親から「××××××、×××ーッ!!!」と叱られて生きてきた。


 そんな彼が今日、18歳になった。


「いざ、戦場へ」


 貯めに貯めた小遣いを握り締め、ソープランドに全裸で入店する。


「ご、ご予約はされてますか⋯⋯?」


 恐る恐るドエロ彦に声をかける店員。


「していません。今決めます」


 堂々と答えるドエロ彦。


 待合室に通されたドエロ彦はソファーに腰を下ろし、目をまん丸にしてひっくり返る先客たちに目もくれず週刊誌を読み始めた。


「日本の政治は腐っとる!」


 袋とじのヌード写真を見ながら全力で叫ぶドエロ彦。彼にとってはこれが「大人の振る舞い」というやつなのだ。


 数分後、先程の店員が入ってきた。片膝をつき、美しい女性のパネルを1枚ずつ提示する。


「どの娘がいいですかね」


「1番エロい子でお願いします。ってそれだと僕になっちゃうか。困っちゃいますね、あはは」


「⋯⋯そ、そうですね、ははは」


「笑ってんじゃねえ!!!」


「ひっ!」


「俺が坊主だから笑ってんだろ? 18になりたてのホヤホヤだから笑ってんだろ? あ?」


「そうですね(´ω`*)」


「正直でよろしい。ではその目が4つある子(漢字を考えた人?)でお願いします」


「はっ! かりこまりました!」シュッ!


 忍者のように消え去る店員。


「日本の政治は腐っとらん!!!」


 週刊誌のドラクエの裏技が書いてあるページを見ながら小さく呟くドエロ彦。彼にとってはこれが大人なのだ。


「お待たせしました〜、裸の方どうぞ〜」


「⋯⋯⋯⋯」


 店員が呼びかけるも応じないドエロ彦。


「あの、お客様⋯⋯」


「はい?」


「女の子のほう、準備が整いましたので⋯⋯」


「今ガム噛んでるんですけど」


「は? ぶん殴っていいですか?」


「ポテトLで」


「ご一緒にアップルパイなどいかがでしょうか」


「ではケバブを」


「はっ! かしこまりました!」のそのそ


 忍者のように消え去る店員。爆発する近隣のマクドナルド。


「ごっくん」


 ガムを飲み込み、立ち上がるドエロ彦。そのまま店の奥へスタスタと歩き始めた。


「ここだな」


 ドアノブに手をかけたところで後ろから声がした。


「ポテトLとスーパーキノコお持ちしました」


「頼んでません」


「ではごゆっくりどうぞ」


 ドアを開けると中にはアンミカとアンミカを足して2で割って、さらにアンミカをかけてアンミカで割ってアンミカを引いたような顔の女の子が逆立ちで寿司を握っていた。


「ようこそいらっしゃいました。1人でする時はいつもどうやってるの?」


「アロエをおケツに()させていただいております」


「自慢ばっかりだと女の子に嫌われますよ兄さん」


「ますよ兄さん?」


「びゃあうまいぃ!」


「2025! ヤンニョムオリンピッコ!」


「亀とウサギの写真撮りますねー」


 女性はそう言って浴槽にお湯を溜め始めた。


「服を脱いでこっちに来てください」


「脱がせてくれるんじゃないんですか!」


「着てない人の服は脱がせられませんことよ?」


「こりゃ1枚取られたなぁ」


「なにを?」


「1本を」


「⋯⋯⋯⋯?」


「まあ(いぬ)ってことで」


「シャワーの温度大丈夫ですか?」


「あ、チーズ味で」


「じゃあこの椅子に座ってくださ~い」


「失礼いたします!」


 面接時のようなハキハキとした「失礼いたします!」を発し、土下座するドエロ彦。


「ほい」


 その上にスケベ椅子を置く女性。


「お姉さん、お名前なんて言うんですか」


「ヒゲです」


「え?」


「あ、間違えた本名言っちゃった」


「ビックリした~」


「源氏名は『覇鬼王』って書いてマリモッコリって読みます」


「マリちゃんって呼んでもいいですか?」


「できればモモちゃんって呼んで欲しいナ⋯⋯」


「マリちゃん、今なにか聞こえませんでした!?」


「なになに!?」


「多分なんですけど、どっかで誰かが『鬼滅の刃ーッ!!!』って叫びました」


「『鬼滅の刃ーッ!!!』って叫ぶことある?」


「ないですね」


「じゃあ聞き間違いじゃねえかよ」


「猛省しまリモッコリ」


「あたしの名前バカにしてんの?」


「してません」


「バカにしてなかったらいいとでも思ってるの?」


「思ってません」


「じゃあ八方塞がりだね」


「あ、ああ⋯⋯僕⋯⋯あああ⋯⋯」


「どうしたの? 大丈夫? おっぱい揉む? 鉛筆削る?」


「じゃあお言葉に甘えて⋯⋯」


 体についた泡をシャワーで洗い流し、水気を拭いて、ベッドに置いてあった鉛筆に手を伸ばした。


「髪ありますか?」


「あんに決まってんだろどこに目ェつけてんだテメェ!」


「すいません間違えました。"紙"ありますか?」


「あんに決まってんだろどこに目ェつけてんだテメェ!」


 そう言って差し出された紙をひったくり、高速で鉛筆を走らせるドエロ彦。


『遺言』


『僕の死後、義父さんの部屋にあるパブロンとパンシロンは施設の子どもたちに送ってあげてください』


『きのこ派よりたけのこ派』


『シャツはピンクしか着ません』


『バッハよりオレの方がすげーし』


『キムタクとデュエルして勝ったことがあります』


『営業時間11:00~18:00~14:00』


『定休日なし』


『俺の先祖はヒカキン』


『18歳の僕より』


 ドエロ彦はそう記した紙にしそふりかけをまぶし、浴槽に掘った穴に折りたたんで埋めた。


「マットの準備出来たよ~!」


「そんなことよりボクお外で遊びたいですぅ」


「滑るから気をつけてね!」


「ケチャップみたいに細いうんちしますよ」


「そこに寝転がってね!」


「マヨネーズみたいに白いうんちしますよ」


「その上のところに掴まってね!」


「お姉さんについてるマリトッツォ、食べちゃおうかな~」


「膝を触るな!!!!!!!!」


「お姉さんのマリトッツォ、DVDとか入るのかな~?」


「膝にディスクを入れるな!!!!!!」


「僕のマリトッツォ、見る?」


「見せて見せて~!」


「はいどーぞ」ボロン


「時は戦国、空には宇宙が広がっていた」


「マリちゃんのマリトッツォも見せてよ⋯⋯」


「あたしもう頭おかしくなりそう」


「いいのいいの、僕の奢りだから!」


「一旦休憩してテレビ見ようよ、ね?」


「いいよいいよ、俺の奢りだもんね!」


 2人仲良くテレビを見ていると、コンビニに刃物を持った全裸の男が侵入したというニュースが流れた。


「ドエロ彦くんみたいだね!」


「一緒にすんな!」


 そう、彼は刃物など持っていない。片やニュースの男はコンビニ内で刃物を振り回し、警官まで傷つけようとしている。


『たった今、犯人が捕まりました。警官数人に取り押さえられながら、全裸で連行されています。犯人は「俺はヒカキンの孫だぞ」などと叫びながら抵抗しているもようです』


「ドエロ彦くんの親戚なんじゃないの?」


「僕に親戚なんていないよ」


「なんで?」


「それは僕にも分からないんだ。積分まだ習ってないから⋯⋯」


「そうなんだね、なんかゴメン⋯⋯」


「気にしないでよ! そうだマリちゃん、パーッとどっか遊びに行こうよ!」


「いいけど部屋出たら他人だよ?」


「えっ」


「恋人気分なのはこのお部屋の中だけのことなの。私は店員で、あなたはお客さんなの」


「てことは、夜中に口笛を吹くと⋯⋯」


「そう、ヘビが出るの」


「泥棒は?」


「来るところもあるかもね」


「ということは?」


「次の1万円札の肖像画は『チャリで来た。』に決定しました」


「次の1万円札4人なの!?」


「5千円札は乃木坂です」


「もはや顔分かんないでしょ」


「なおサイズは従来の50倍とのこと」


「じゃあ見やすいね!」


「千円札は野口英世だそうです」


「そこは戻るんだ」


「500円札はメタルスライムとのことです」


「そこも戻るんだ。しかもメタルスライムなんだ。1300円札くらいのイメージなのに」


「26億円札は大谷翔平選手です」


「一平じゃないんだ」


「彼はマイナス62億円札ですね」


「ちんちん」


「え?」


「ちんちん」


「なんだぁビックリした」


「恋バナしません?」


「いいですけど、お客様とそんな話するの初めてです」


「またまた~、『恋』を仕事にしてるようなもんじゃないですか!」


「いやまあそうですけど、恋バナはどうでしょうね⋯⋯」


「僕、クラスに好きな子がいるんです」


「え、学生だったの!?」


「高校生です。今日18歳になりました」


「あー良かった」


「で、明日家に行こうと思うんですけど」


「約束してるの?」


「してないです」


「アポ無しで行くの?」


「ダメですかね? 僕こんなカッコイイのに」


「ダメね。まぁおはぎとか持っていけばギリ殺されないかもね」


「シャウエッセン挟んだら美味しそうですよね!」


「おはぎに!?」


「いや、パンにですけど」


「腹立つなあ」


「パンに?」


「お前にだよ!」


「僕も勃ってますよ!」


「うるせークソが!!!」


「あっクソって言った~」


「?」


「クソって言うほうがクソなんです~」


「本当に18歳?」


「はい」


「もうビデオ屋のあの暖簾くぐれる歳の、あの18歳?」


「はい。くぐったことないですけどね。今日からなんで」


「こんなとち狂ってるのにそこだけ律儀に守ってるんだ」


「でも手を伸ばしてふちっこのやつを借りたりはしてました。入ってないんでOK牧場ですよね?」


「いやNG牧場でしょ」


「なんですかNG牧場って」


「てめえ爪ひっぺがすぞコラ」


「小鳥のさえずりのようだ⋯⋯」


「マリトッツォの話してたらシュークリーム食べたくなってきちゃったなあ」


「マリトッツォの話してたらマリトッツォ食べたくなりましょうよ」


「今どこにも売ってないもん。好きだったのになあ⋯⋯」


「なんですかそのテンション。別れた彼氏の話してるのかと思いましたよ」


「ねえドエロ彦くん」


「はい」


「そろそろ解散しよっか」


「そうですね、満足出来ましたし帰りますよ」


「9万円ね」


「9000円で」


「お釣り1000円ね~」


「さよなら⋯⋯」


「はーいバイバイじゃがりこタコ味ウマァー!」


 こうしてひとつの戦いが終わった。


 やっほ!(*・ω・)ノ


 カニ食いてえなあ(*・ω・)ノ

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>アンミカとアンミカを足して2で割って、さらにアンミカをかけてアンミカで割ってアンミカを引いたような顔 アンミカが消滅し、カオナシになった……。 ツッコミ不在のとがり若手芸人数名に、フリースタイル…
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