Day16
今日もコロラド州のデルタ65、ノベンバー79のキャンストレージホームセンターで放送中だ
今日のニュースは特にないが、せっかく聞いてくれたんだ何か古い話をしてやろう
昔々、山奥の集落に仲のいい夫婦がいました
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました
おばあさんが川で洗濯をしていると、川から大きな桃が、どんぶらこどんぶらこと流れてきました
おばあさんはあまりの大きさに腰を抜かしましたが、おじいさんへのいい土産と思い、その桃を拾い家に持って帰りました
おじいさんもあまりの大きさに腰を抜かしましたが、おじいさんは桃を割ってみようと、表から薪割り用の斧を持ってきて、縦一線切りました
中からは、3本の金属の延べ棒と、これまた奇妙な形をした鉄の塊が出てきた
おじいさんもおばあさんも神妙不可思議な顔つきで眺めた
「おじいさん!もしかしてこれ、今話題のしーぜっと52ではありませんか!?」
「おお!これが噂に聞くしーぜっとか!」
おじいさんも、おばあさんも、それを興奮しつつ手に取った
「鏡のように磨き上げられたフィーディングランプ、強化スライドだ、更にフレームとの噛み合わせをタイトにして、精度を上げている、サイトシステムもオリジナル、セイフティも指を掛け易くしてある、トリガーも滑り止めグルーヴを付けたロングタイプだ、リングハンマーに・・・ハイグリップ用に付け根を削りこんだトリガーガード、それだけじゃない、ほぼ全てのパーツが入念に吟味され、カスタム化されている」
「婆様、これほどのものをどこで手に入れた」
「西側洗濯場の上流から持ってきたの」
それから月日は流れ、おじいさんもおばあさんも、山でCZ52を撃っていました。
「ステンバイ!!!!」
ピッ!
パンパンパンパンパン!
「流石じゃ婆様!ワシより0.02早いなんて」
「爺様、次も行くでよ〜」
マガジンを交換し、スタート地点に立った。
「ステンb.........」
パンパンパンパン!
「ば!婆様!?」
「爺様、あそこの物陰をよう見てみい」
「.........あれは、鬼?」
「おそらく北のビッグボスこと、ビッグデーモンの手下ね」
「..................」
「それで伝説の傭兵のあなたにお願いがあるの」
「それでこの掃海艇か」
木造のボロっちい船がそこにあった。
「ええ、奴らは磁気機雷を沢山撒いている、それに反応しないで近づけるのはこれだけなの」
「分かった」
船は桟橋から出港し、極寒の鬼ヶ島へと向かった。
『聞こえる?』
「ああ、バッチリだ」
『じゃあ詳細を教えるわね、反乱軍はビッグデーモン以下20名の鬼から構成されている、あなたは水中にある上下水システムから侵入してもらう』
「じゃあそろそろか」
おじいさんは寒冷地仕様のドライスーツに身を包んで海の中へと飛び込んだ。
おっと、そろそろ時間だな、今日はこの辺りでもいいかな?
明日も同じ場所での放送だ
良い終末を!!




