第2泊目 友達ゲットだぜ
◆第2泊目◆
『…隣座ってもいい?』
私と同じく視線を集めながら教室に入ってきた美女が、そう私に尋ねた。
美女はさやという名前で、有難いことに大学生活の大半はさやと共に歩むことになる。
さやは大きな瞳に長いまつ毛、鼻筋は通っていて高く、横顔が綺麗で、ロングの髪はサラサラと綺麗で、類似点といえば、黒髪なところと身長が162センチと言うことくらいであった。
暫くして、いかにも大学教授らしき男性が教室に入ってきた。教授は、これから必要になる履修単位や大学での過ごし方について事細かく説明した。
授業が終わると昼食をとるため、さやと学食で並んでいると、後ろから声がした。
『このキーホルダーかわいいね!』
後ろを振り向くと、背の低い可愛らしい女性が私のリュックについているプラ板でできたキーホルダーを指差してこちらを見上げていた。
女性はさきこといい、さきこは、2人の女性(みき、みさき)と一緒に並んでいたようで、それがきっかけで、私、さや、さきこ、みき、みさきの5人は、一緒に昼食を取ったり、レポートを手伝い合ったりする仲になった。
妹が作ってくれたプラ板のキーホルダーに感謝である。