表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第1泊目 大学生活の始まり

◆第1泊目◆


『……行きたくない…』

 大学初日はきっと誰もが、友達作り、勉学やサークル活動に

胸を躍らせているに違いない。私はその例外だ。


『はるー!お母さんもう行くから、鍵よろしくねー!』

 母の声量は朝がピークである。どこからそんな声が出ているのか甚だ疑問である。きっと私はお父さん似だ。

 ガチャリ、とドアの閉まる音がした。私は2階から降り、身支度を済ませて大学へ向かった。


予め召集されていた教室へ向かうと、既に席についていた新入生達の視線を集めてしまった。

 (もっと早く来れば良かった…)

『…新歓来てなかったよね??名前は??』

視線の1人が私に話しかけてきた。

 新歓とは、新入生歓迎会の略で、入学前に新入生が集まって、広く浅く親睦を深める場である。私はもちろん不参加だったので、新歓で仲良し(?)グループができることを知り、若干後悔しつつも作り笑顔で答えた。

『はる…です…。』

『はる ね!じゃああだ名は…はるやん!』

なんちゅうコミュ力やねん!

と、私に微量も存在しないであろう関西の遺伝子がその女性に突っ込んでしまった。もちろん心の中で。

『私はえり!よろしくね!』

『うん、よろしく』

そうして、軽く挨拶を交わし、空いていた席についた。


これが私の大学生活初日の話である。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ