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星の魔力と探究者  作者: 早宮晴希
第1章 学園生活編
5/29

#5 課題と自由

 訓練所を抜け、寮へと歩み続ける案内人とハンスの姿があった。

 寮に囲まれた中庭は、魔法士の学生がちらほらと見受けられ、行きかう者もいれば、ベンチに座って話をしている者など自由に過ごしているようだった。

「あの…………、僕だけどこに連れていかれるのでしょうか?」

「まぁ、つけばわかる」

 案内人の表情は、悔しさがにじみ出ているような雰囲気を醸し出していた。

 そして、寮の扉へと手を掛けた時、後ろから声を掛けてくる者がいた。

「あの…………!、ハンスをどうするおつもりですか?!」

 慌てて走ってきたのか、服装が少し乱れている姿をした、カルラが声を掛けてきた。

 その後ろには、フードを被ったミアもいる。

「どうもこうもない、想定通り…………とは言いたくないが、私では判断できない事柄が起きたのでね、判断してもらうために、応接室へと、案内しているわけだ」

 そうしたくなかったかのように案内人は答える。

「そうですか…………、なら私たちもついて行っても良いですか?」

「まぁ、かまわない」

 案内人は、ついてこようとするカルラたちを止めることはしなかった。


 4人で寮にある応接室へと向かい、応接室の前へと着くと、案内人がノックする構えをとる。

 それをみた3人に緊張が走る。

「学園長!、例の彼を連れてまいりました」

 そう扉へ尋ねる案内にの後ろでは、驚いた表情をしたミアとカルラが目を合わせていた。

「入ってよいぞ」

 扉の向こうから声が聞こえたのを確認し、扉を開けて部屋の中へと進む。


 部屋の中には、椅子に座った学園長(ジークハルト)がおり、その後ろに佇む一人の青年がいた。

「案内ご苦労であった、して、ハンス君と…………?」

 ジークハルトは、案内人を労い、連れてきていた者を見て不思議そうに眼を丸くしていた。

 一歩前に進み、姿勢を正して自己紹介を始めたミアとカルラ。

「私は、魔法士専攻のミア・カペルです!」

「私は、魔法士専攻のカルラ・アルカーバーです!」

「そうかそうか、ハンス君のことが気になってついてきたといった所かのぅ。まぁ良い、そこへ座ってくれ」

 ジークハルトは、大体の状況を察して座るように促す。


「学園長!、こうなることがわかっていて、ハンス・アルカーバーを最後にしましたね!」

「まぁのぉ、彼の能力は前に見ておったからのぅ。そうしたほうがそちらも手間が省けるじゃろ?」

 座ろうとしているハンス達を尻目に問い詰めるように案内人がジークハルトへと問いかけるが、にこやかにそしてあっけなく答えられ、案内人は肩を落とす。

「はぁ…………、私の役目は終わりました。これで失礼します」

 そう言って案内人は、部屋を後にした。


 ジークハルトは、座っているハンスへと向き直って、問いかける。

「それで、あの案内人がここへ連れてきたということは、どんな魔法を使ったんじゃ?」

「えぇっと、3つの段階---フェーズというんでしたっけ、3つのフェーズに分けて魔法を使いました。魔弾で、案山子まで飛ばし、着弾点から範囲を決めた爆発を起こし、その爆風が外に出ないように着弾点に集まるように大気操作で集めました」

 案山子へ使った魔法の説明をハンスが行った。

「3フェーズって…………中級の中でも難しい魔法じゃない?!」

 驚くミアの言葉にうなずくカルラ。

「ふむ…………、その歳でそれだけ使えれば、大したものじゃのぉ」

 にこやかにハンスを褒めているジークハルトであったが、不意に真剣な表情へと変わる。

「そこでじゃ、君のバッチについてだが、プラチナのバッチを送ろう」

「え?!」

 ハンスはともかく、ミアやカルラも驚いていたが、ジークハルトはそのまま話を続けた。

「だが、このプラチナは少し特殊でのぉ、課題をいくつかこなしてもらわなければならない。その分恩恵はあるぞ?」

 プラチナは学園長である、ジークハルトが特別な能力があると判断した場合に送られる。

 そのため、学園内では幻とされている。


 ジークハルトから告げられた課題と恩恵はこうであった。

 1.毎年の能力テストで1位を取ること、取り続けている限り、専攻の授業や訓練を強制しない。

 2.5年後、正式な模擬試合の初戦で、新たな魔法を使って勝利すること。そしてそれまでに、新たな魔法を完成させること。ただし、試合までは満たしたものとする。

 3.これらの課題が満たされる場合に限り、プラチナとし、特別な部屋を用意する。


「それはすごく嬉しいのですが…………、新たな魔法とは何でしょうか?」

 ほかにも難題はあるように思えるが、ハンスは新たな魔法について気になっていた。

「それはのぉ、新たな属性を作ってもらいたいんじゃ」

 属性は魔法の効果を分類するためのものであり、それを増やすということは新たな効果を作ることになる。

 その言葉を聞いてカルラが驚き、立ち上がってジークハルトへ声を荒げる。

「なっ?!、属性ってここ50年ぐらい増えていないですよね?!今更…………」

 言葉を遮るように首を横に振るジークハルト。

「そう、この50年間、魔法の研究はあまり進んでいないんじゃよ…………、だからこうして、若き才能あるものに可能性があると思っておる」

「うぐっ」

 ジークハルトの悲しげな眼差しを受けて、カルラは不満げに座りなおす。

 そんな傍ら、ミアは頭を抱えて気配を殺していた。

「(私なんかがこんな話を聞いてていいの…………?)」


 カルラが落ち着いたのを見て、ジークハルトは、後ろに立っていた、青年へと声を掛ける。

「ローマン君、これから彼らの手伝いをしてもらうぞ」

「はい、わかりました、学園長」

 ローマンがハンス達の前へと出てきて挨拶をしていた。

「私が、学園長に代わり、あなた方の手伝いをするローマンです。これからよろしくお願いしますね」

「彼に言ってくれれば、大体のものは用意してもらえるぞ。わしが協力しているようなものだからのぉ」

 ジークハルトはにこやかに協力は惜しまないことをハンス達へと説明している。

「よろしくお願いします、ローマンさん」

 ハンスとローマンは挨拶を交わす。

 そして、言葉の意味を理解したカルラは、ジークハルトへと聞き返していた。

「あなた方とは…………一体?」

「ん?この話を聞いた以上、君たちにも協力してもらうぞ。まぁ卒業するまでだがのぉ」

 不敵な笑みを浮かべて答えるジークハルト。傍らには肩を落としたミアの姿があった---。


 こうして、応接室での話し合いが終り、それぞれ部屋を去った。

 ジークハルトは上機嫌にどこかへ去っていき、残された4人がいる。

「では、皆さんの部屋へ案内します」

 一歩前に出て3人へと案内を申し出た。

「え?私たちも部屋が変わるの?」

「はい。あなた方は協力者ですから」

 カルラとミアは部屋が用意されていることに驚いていた。


 そして新入生がそれぞれ部屋に荷物を運んでいる合間をすり抜け、共有棟の中央にある階段を上り、4階へと向かう。

 学園の学生寮は、訓練所を囲むように作られており、左右で男子寮と女子寮があり、それぞれ9階建てとなっている。左右をつなぐ部分を共有棟とし、4階建てであるが、3階以上は、男子寮と女子寮には繋がっていなかった。


 共有棟の3階へ上がるころには、静けさがまし、人の気配がなくなっていた。

「ここに来るのは初めてだねカルラちゃん」

「そうね、縁のない場所だったから…………」

 ミアとカルラは興味深々であった。

 その様子をみてローマンは説明を始めた。

「この3階は来客を受け入れるためのスペースですね。今は学園の入り口に作られたのでここを使うことはめったにありませんが。そして、4階は特別な方が住めるように作られています」

 3人は話を聞きながら階段を上っていると、ついに4階へと着いた。


 そこには、扉が10個ほどあり、2つの扉は部屋が大きそうに思える配置をしている。右手には2つの扉、左手には8つの扉があった。

「では、この階の説明をしますね」

 説明を始めるため、大きそうな部屋の扉へと向かった。

「こちらの部屋は、4階利用者限定の訓練室となります。それが2つ用意されています」

 扉を開けて中を覗くと、強固な造りをした床や壁に囲われた部屋であった。

「おぉ」

 3人はそれを見て部屋へと足を踏み入れていた。

 思い思いに部屋を調べていると、ローマンから注意事を伝えられる。

「訓練室ですが、あまり派手に壊さないでくださいね。場所が場所なだけに修繕しずらいので…………」

 それぞれから返事が返ってきた。

 、少ししてローマンが、パンッと手をたたき3人の注目を集め、部屋の案内へと移る。

「さぁ、皆さん、これから過ごす部屋へと案内します。ついてきてください」

 それぞれ集まってきて訓練室から各自の部屋のある側へと向かい、説明を始めた。

「では、階段から一番近いこの部屋を私、ローマンが使いますね。何かあったらこちらに尋ねてください。ほかの部屋はすべて空き部屋ですので、自由に選んでください」

 ローマンは自分の部屋を確保すると、3人に部屋を選ばせる。

「え?選んでいいの?ローマンさん」

 カルラは選べることが不思議に思ったようだ。

「はい、すべて手入れはされているそうですよ、カルラ・アルカーバーさん」

 ローマンは頷いて、返事をしていた。

 カルラは名前が呼びにくいことに気づいてローマンへ話した。

「そっか…………アルカーバーじゃ二人いるもんね。私のことはカルラと呼んでください」

 それに便乗するミア。

「私もミアって呼んでください!」

「わかりました。カルラさん、ミアさん」

 ローマンは呼び方を確かめるように返事をする。

「あとはハンス・アルカーバーさんだけですね。なんてお呼びしても?」

 ハンスへ名前の呼び方をどうするか尋ねていた。

「え?、あ、ハンスでお願いします」

 部屋を覗いていたハンスは、不意に聞かれて慌てて、答えていた。


 名前の呼び方を決めているとそれぞれ、部屋が決まったようだった。

「では、階段から近い4つを使うということですね。寮長に伝えてきますね。その間に部屋に荷物を移しておいてください」

 そう言い残して、ローマンは4階から去っていった。

 部屋の並びは階段側から、ローマン、ハンス、カルラ、ミアの順になっている。


「じゃぁ、荷物の移動が終ったら集まろっか!」

 背中を見送った後、ミアが2人へと提案していた。

「わかったわミア。ハンスの部屋に集合ね」

「え?」

 当然のように本人の意思と関係なく、集まる場所に指定されたハンスの部屋。それに驚くハンス。

 驚きすぎて次の言葉を探していると、ミアが耳元で囁き、補足してきた。

「女の子だもの、見られたくないものでもあるんじゃないかしら?」

 囁き終わると小さく笑って離れる。それを聞いて渋々ハンスは集合場所にすることを決めた。

「仕方ないですね…………、荷物の移動が終ったら僕の部屋で集合しましょう」

 それを聞くや否や、2人は元居た部屋から荷物を運ぶために、4階から去っていった。

「僕も荷物を受け取りに行きましょう」

 見送った後に小さく呟き、階段を降りる---。


 一階へと降り立つと、4階へ上るときに比べて静けさに包まれていた。

 ハンスは、人がいなくなり、よく見えるようになった廊下を見渡しながら、荷物がある場所へと向かっていると、近くの扉が開く音がして振り向くと聞いたことのある声が聞こえてきた。

「では、寮長、これで失礼します」

「学園長にもよろしく伝えといて。あ、それと荷物を預かってるから持っていきな。隣の部屋に置いてるよ」

 声の主は、ローマンと、寮長を思われる人物の声だった。

 扉が閉まり、廊下へと視線を移してきたローマンと目があった。

「ハンスさん、荷物を受け取りに?」

「はい、合同訓練所に置いてきたままなので…………」

「それなら、こっちに届いてるかもしれませんよ?」

 ローマンは荷物のありかに心辺りがある様子だった。

「さっき部屋から出てきたときに話していたことですか?でもそれってローマンさんの荷物じゃ…………」

 ローマンと寮長思われる人物とのやり取りは、ハンスの耳にも届いていた。

「私の荷物はこれだけです」

 そういって片手に持っていた荷物を見せる。

 ハンスは、あまりの少なさに驚いていた。

「え?それだけですか?」

「そうですね。私の物はこれだけです」

 笑顔で返してはいるが、目は笑顔から遠い目をしていた。

「私のことより、ハンスさんの荷物を取りに行きましょう!」

 そう言って出てきた部屋の隣の部屋へと向かっていった。

 ローマンの後を慌てて追いかけるハンス。


 部屋にあった荷物は、ローマンの予想通りハンスの物だった。

「これは、僕の荷物ですね」

 そこには、一人で運ぶには何往復かしなければ、運びきれないほどの荷物が置かれていた。

「運ぶのをお手伝いしますね。ハンスさんは部屋へ移動した荷物の荷解きをお願いします」

 そう申し出ると、ローマンは荷物を運び始めた。

 ハンスは、持てるだけ持って、自身の部屋へと戻り荷解きを始める---。


 *****


 日も暮れ、ランプに明かりが灯り始めた頃。

 ハンスの部屋では、荷解きをするハンスと、荷運びが終りキッチンで紅茶を入れる準備をしていた。

 隣の部屋からは、ガサゴソと物をひっくり返すような音が聞こえてくる。


「よし、これで最後かな…………」

 ハンスは、本棚に最後の本を収める。

 ハンスの部屋は、隣の部屋の惨状に比べると、整えられており、居心地がよさそうな部屋となっていた。


 一息ついて4人分並べられた椅子の1つに座っていると、ローマンが紅茶を手渡してきた。

「ハンスさんのお口に合えばよいですが…………」

「ありがとうございます、ローマンさん」

 受け取った紅茶は、甘い口当たりの紅茶であった。

「おいしいです!ローマンさん!」

「お口にあったようで…………、それは、学園長一押しの紅茶と、馬の乳に少々の砂糖を混ぜたものです」

 嬉しそうに答えているローマン。


 少しの間紅茶を楽しんでいると、ふと隣から音がしなくなっていることに気づく。

 しばらくすると、ハンスの部屋の扉からノックと呼ぶ声が聞こえる。

「ハンス!部屋の片づけが終ったから入れて!」

 その声を聞いてハンスは扉を開ける。

 そこには、埃に塗れ、髪もぼさぼさになっているカルラの姿があった。

「カルラ姉さん、その姿で部屋には入れないよ?」

「ええ?、だめ?」

「だめです」

「わかった。お風呂で洗い落としてくる…………」

 しょんぼりした様子で部屋に帰っていった。

 それと入れ替わるようにミアが部屋から出てきた。

 その姿はカルラとは対照的に、綺麗に整えられた白い髪、埃のついていない服装をしていた。

「ハンスくん!、もうそっちに行っても大丈夫?」

 扉を開けて立っていたハンスに向かいつつ声を掛けてきた。

「はい、大丈夫ですよ。ローマンさんが紅茶を入れてくれています、一緒に飲みましょう」

「それは、楽しみ!」

 満点の笑みを浮かべてミアは、ハンスの部屋の中へと通される。


 部屋の中では、会話を聞いていたローマンがミアの紅茶を用意していた。

「おいしいですね!ローマンさん!」

 すぐに飲み干してしまいそうな勢いで飲んでいた。


 しばらく他愛のない話を3人でしつつ、カルラの合流を待つ。


 そして、埃のない姿で現れたカルラ。ただ、腰まである柔らか髪は、少し湿り気を帯びており、所々跳ねていた。

「もう!カルラちゃん!、こっちに来て!髪を結うから!」

 その姿を見たミアは、ムスッとした表情でカルラを椅子に座らせ、どこからか取り出した櫛で髪を整えていた。

 座らされたカルラの前に、ローマンは同じように紅茶を差しだされ、それをおいしそうに飲んでいた。


 髪を結いながらもミアは、ハンスへと今後のことについて話していた。

「ねぇ、ハンスくん。今後のことだけど、どうしよっか。私とカルラは明後日に能力テストがあるからそれ以外なら協力できるよ」

 ミアの言葉を聞いて頷いているカルラ。

「僕はまだ何からしたらいいかわからないですね」

「それでは、まず授業を受けに行かれては?」

 何からしたら良いかわからなかったハンスに、ローマンが助け舟を出す。

「そうですね、ありがとうございます、ローマンさん。当面は授業を受けることにします。新たな属性のヒントが得られるかもしれませんし」

 当面のやることが決まったハンスは、ワクワクした表情になっていた。


 それに水を差すかのようにカルラがハンスに聞いた話を伝えた。

「そうそう、荷物を運んでるときに聞いたんだけど。ハンス、あなた今、学園で注目されてるわよ。すごい魔法士が入ってきたとか、教官の息子だから贔屓されているとか」

「そう思われているんですね…………」

 肩を落として答えるハンスに続けるカルラ。

「悪い噂を吹き飛ばすような力を見せつけてあげればいいのよ」

 胸を張って話すカルラを抑えてミアも続けた。

「無理して噂を消さなくても大丈夫よ、時がたてば自然と消えるもの。カルラの時もそうだったし」

 それぞれの意見を聞いて少し悩んだハンスは、ある答えを出す。

「僕は僕ですし、気にしないようにします。直接向かってこられたら、相応の対応はするつもりです」

 その場にいたハンス以外の3人は頷いていた。


 話が大体まとまったことを察したローマンが手をたたいてお開きにするため、声を掛ける。

「さぁ、皆さん、決めることは決めましたし、今日はお開きにしましょう!」

「カルラちゃんの髪を結い終わったら帰ります!」

 ミアとカルラは、カルラの髪を結い終わると、自分の部屋へと帰っていった。

 残って紅茶の片づけをしていたローマンも部屋から出ようと扉を開けると振り返り、ハンスへと一言声を掛ける。

「もし、どうしようもなくなったら私に言ってくださいね。どうとでもしますので」

 ハンスのことを心配しているのは伝わるが少し物騒でもあった。

「ありがとうございます。ローマンさん」

 ハンスは微笑んで返すと、ローマンは扉を閉めて去っていった。

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