簡単に言うとどうしようもないクズです……。
こんばんは。
昨日、運転しながらこの作品の内容を考えていました。
現実のお話にするか、異世界のお話にするか考えていたのですが、結局、こっちにしました。
「異世界ニート生活日記はじめました。」というタイトルと小説内容も考えていたのですが、
なんだかんだ、現実世界のお話も面白いかな? と思います。
というわけで、書いていきますか。
私の名前は神田神恵 (カンダ・カナエ)
今年で22歳になる。
カチカチカチ……
「もう、何百周目だろう……。」
私がやっているのはオンラインゲーム。 RPGだ。
今はイベント期間中。
素材集めに没頭している。
「ただいまぁ〜」
「おかえり。」
カチカチカチ……
「また、ゲームか……。」
彼は、1つ上の彼氏。
一之瀬匠 (イチノセ・タクミ)
高校2年生の時から付き合っている。 今年で5年目だ。
私はタクミと同棲をしている。
正直に言おう。 私は、廃人だ。
ゲーム大好き、アニメ大好き、働くの大っ嫌いのどうしようもない女だ。
ゲームにのめり込んだのは、高校を卒業してからだった。
当時、携帯会社で働いていた。
そこでは、セクハラが当たり前。 1番若かった私はセクハラの対象となり、毎日毎日、嫌という程お尻を触られた。
正直、興奮もクソもない。
それと同時に昔おった足の怪我が再発……。 歩くことはできても走ることができない。
そんな時、タクミがパソコンというものを買ってくれた。
しかも、お高い……。
最初は、使い方もわからず、携帯で何度も調べては使い方を学び、今ではその辺の人間には負けないくらい触れるようになった。
それと同時に Holy・Night・Online 〈ホーリー・ナイト・オンライン〉通称、HNO
にのめり込んでいくようになっていった。
仕事を休むのに色々な言い訳を考えた。
最初は、体調が悪いので休みます。 と言っていたのだが、何日も休めるわけではない。
ましてや休んで徹夜でゲーム。 体調を崩してから行くからミスも増える。 良いことない。
次に体温計を誤魔化す方法だ。 正直、これには何度も助けられた。
まずは、脇をドライヤーやカイロなどで温め体温計で測り写真を撮る。 これを何度も繰り返し行うといろんな高熱の体温計の写真が撮れる。
それを高い温度の写真を送り休む。 次の日には2番目に高い写真を送り休む。
私はこの方法で1週間休んだことがある。
ひどい時にはこのまま続けて、インフルエンザという名目で2週間休む。
こんなことをしていた私だ。
段々とめんどくさくなり仕事をやめた。 正直、職場に行きづらくなっていったのだ……。
それでもニートで生きて来れたのはタクミと同棲していたおかげだ。
簡単にいうとどうしようもないクズだな……。 私……。
「カナエちょっと良いか?」
「何? 今忙しいんだけど……。」
「大事な話がある。」
「ゲームしながらじゃダメ?」
「はぁ……。」
「何よ?」
カチカチカチ……
「俺、実家に戻ろうと思う。」
「そっか。 了解。」
カチカチカチ……
「え? ちょっと待ってよ。 何言ってるの?」
「今月中に荷物まとめておいてくれ。 俺の荷物は……」
ピンポーン
「ねぇ! 話し合おう?」
「………」
タクミはカナエを無視してインターホンの応対をしていく。
「引越し業者でーす。」
「どうぞ。」
タクミは少し寂しそうな表情でカナエの方へ振り向いた。
「とりあえず、今月の生活費と新しい家のお金は出すから。 あんま高い家にすんなよ。 後々、困るぞ。」
「勝手に話を進めないで。」
「何がダメだったの?」
本当はわかっている。
家事も洗濯も料理も掃除もしない。 冷蔵庫にあるのは惣菜ばかり。
逆に5年間もよく、耐えててくれたなと思う。
最高の彼氏だった。
「カナエは良い女性だと思うよ。」
あぁ……。
この言い方。 嘘だ。
何もできない私が……。
化粧もオシャレもしない、ゲームばかりアニメばかりの引きこもりが良い女なわけない。
やっぱり、タクミは優しいな……。
「ごめん。」
なぜか、謝ってしまった。
書けば、書くだけ、出てくる!
書きながら面白いって思っちゃいました。
なんか、私が書くお話はどうしようもない主人公ばかりですね。
よくないとわかりつついじめたくなっちゃうんですよね。
皆様は好きな人とのコミュニケーションはどうやってとっていますか?
私は、楽しくお話ししようとしちゃって頑張っちゃいます。
相手にその気がないと分かっていても……。