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主婦の頭の中 1

昨日は珍しく早く眠った。


夢の中で私は電車に乗っていた。


足どり重く実家に向かっていた。


実家のある千葉県のとある駅に着くと、駅構内に野菜や果物等を売る特設の店が出来ていた。


私はその店に立ち寄ると、シャインマスカットが480円で売られていた。シャインマスカットといえば安くても一房1500円はするだろう。


私は興奮気味にシャインマスカットを手に取ったが、どれも傷みかけの見切り品だった。

それでも私は諦めきれずに必死で傷みがマシなシャインマスカットを選び一つ買った。


いつだって私はこうだった。


高いシャインマスカットを買うような勇気、実力はないくせに、かといってやはり食べてる人達が羨ましく思えて、安くなった傷みかけの物の中から比較的マシなものを探してそれを買う。

諦めるでなく、諦めないでなく、そのために努力するでなく、妥協してなんとなくそれを味わって、後から不味くて後悔したり、一旦は食べて満足したり、そうやって生きていたのが私だった。



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