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わがまま?







 少し身体がしんどいので『法蓮』として語りますね。


 昨日の事です、メンタルクリニックに行っていました。


 このメンタルクリニックは自分で探し、セカンドオピニオンとして通う決意をしたのです。


 当時の病院と比べて、どうするか判断する為に…。


 私の治療は難しく、根が深いと言いましたよね?作品の中で…。


 何処に行っても、医者は絶句します。


 『君みたいな環境で生きてるなんて…奇跡だ』と…。


 色々な事を耐えただけでは、命はなかったと思います。


 沢山の人々に守られながら、どうにか『現在』があるのです。


 入院経験はありません。


 本当なら私の場合入院以上と他の所で言われました。


 生きているのがつらいくないか?と色々な言葉を浴びせられました。


 つらいですよ、正直、何度泣いて、何度苦しんで、何度逃げようとしたか分からないほどに…。


 薬がないと生活が成り立ちません。


 料理好きなのに、出来ないのです。


 包丁を落とすし、握れても震えてしまうから、どうしょうもないですよね。


 私は生きていきたい。


 私は狂いたくない。


 薬を飲まず生活をしていた事の方が多かったです。


 それは理解者がいなくて、異様な存在として見られていたので、行けなかった。



 全ては遅いんですよね。手遅れです。


 命を守る環境で生活をする事が一番の薬なんて…苦しいですよ。


 痛みや不安を和らげるのが、薬の仕事。


 私は母みたいに自分を壊してしまいそうで、怖い。


 父みたいに死んでしまうのではないかと恐れています。



 主治医にエッセイを書いてる事を伝えました。


 頓服を増やしてもらう為に…。


 薬を飲まないとこの『過去の記憶』は完成出来ません。


 命と精神を削っている作品、それが『過去の記憶』



 これは私の我儘です。自分の為に書きたいなんて…。


 普通の医者なら止めるとおもいます。



 『貴女の心と身体を支える為に、抗うつを処方しましょう。安定剤を出すのはよくないです』


 そう言われて、泣きそうになりました。


 普通ならこんな危険な事はせず、エッセイを書くのをやめろと言われますから…。


 

 クリニックの皆さんに色々お話しました。webコンテンツ大賞の事や今の順位を伝えると嬉しい言葉が返ってきました。


 笑顔で嬉しそうな表情。


 皆さん、優しすぎます。本当に…。


 「出版出来たら、置かせてもらってもよいですか?」


 そう伝えると…。


 『勿論です。読ませてもらいますね』と返ってきました。




 私は沢山の人達に支えられているのです。


 だからまだ壊れる訳にはいかないと、涙が溢れました。




 母が壊れたのが35歳。


 私も徐々に悪化しています。


 自分も…と考えると、怖くて震えてしまう。



 けれど書きたいのです。


 まだ『法蓮』として保っていれる間に…。



 これは我儘でしょうか?








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