アタラシイセカイで
ダメ…また、やり直し?
…どうして、どうして、どうして…
お願い。戻って来て、×××以外は要らないから…
…「ガチャ」 「あ…」 「メイ…?」
そんな眼で、見ないで
「これって…?」
そんな顔を、しないで
「なにが…っ」
そんなに、そんなに、切ない顔をしないで
「……ごめん、ね。」
ー2×××年、地球の謎は解明され、月へもエレベーターですぐに行けるようになり、もう、何もすることがなくなってしまった世界。
「ふわぁぁ…」そんな世界なんて、無意味だ。
「おいしょっと」だから、生きてる意味なんてなくて
「…遺書とかいる?」同じ様な気持ちを抱えた人と一緒に
「じゃあ」 「うん」
この瞬間、蒼は〝この世界〟での人生を捨てた
ふわり、と体が宙に舞っている感覚が一瞬。そのあと、大きくて暖かい何かに包まれ、本当なら地面でぐしゃりと潰れていたはずの体を一点に集め、一筋の光に変える。その光の筋は、どこかへと消えていなくなる。それを見守る、人影とともに。
「…は?」
え、いやちょっとまってあれ?俺死んだよね?屋上から飛び降りて18年の短い人生を終えたよね?じゃあなんで…
「こんな賑やかな場所にいるの…?」
あ、これ天国か、うんきっとそうだ。天国って賑やかだn…
「っ!?」
まて、何かがおかしい、何かが『足りない』
一気に多くの情報が入って来て、脳がフェードアウトしそうになる。
「…メ、イ…?」
そうだ、メイがいない。あいつは、どこだ。
一緒に飛び降りたはず。ということは、この世界のどこかにいる…?
「あ”ー…てかまずここどこ。私だれ。ヘルプミー。」
道をゆく人々の顔は、見た所目が二つあるし、腕と足が2本ずつある。
ただなんか耳が付いてたり、尻尾があったり、なんかうん。おかしい。
「は、え、いやちょっと、意味わからん。」
ただ、一つの救いとして文字が読めた。
近くの看板に目を向ける。
『この世界は×××様によって造られた』
「なんだ、これ、読めない…というか、脳が認識してない…?」
何故か、1番重要なぶぶんがよめない。
同じような看板がいくつもある。
「文字が読めるっつーことは、言葉も通じる…はず。」
とりあえず先ほどの疑問は置いておき、この状況をどうにかしなければ。
「ただな、俺はコミュニケーション能力が泣きたいほどないのだが、それは。」
そう。蒼は元の世界で全力でコミュ障だった。
だから人と接し、話すことが苦手なのだ。
「でも話さないと始まらない…ってか。」
とりあえず、あんま急いでなさそうな通行人に声をかける。
「す、みません、聞きたいこ、ことがあるのです、が…。」
これが限界である。故に、人と話すのは嫌いだ。
「あぁ、なんだ?」ーよかった、無視られなかった
「と、遠くから来たので、土地勘…?がなくて。」
「ここはラウル地方だ。かなりの大都市で、ひとが多い。」
ラウル地方、ひとが多い。ということは、どこかにメイが。
「ひとが集まってるところって…あ、あります?」
「大聖堂なら…。」
親切な通行人に道を教えてもらい、礼を言い別れる
「確か…ここだ。」
大聖堂は案外近くにあり、すぐに着いた。
ただ、中に入るとそこは、大聖堂なんで名前からは想像できなほど熾烈な戦をしていた。
刀と刀、闘志と闘志がぶつかり合う音と、
それを応援しているもの達の熱気に、押しつぶされそうになる
「…どこが大聖堂だよ…。」
静かな蒼のツッコミは、誰にも届くことなくかき消された。
これからどんどん面白くしていきます!
(ハードルを自分で上げていくスタイル)
主人公像は、主の頭の中ではそこそこ出来上がってるのですが、皆さんの想像で黒髪にでも金髪にでも緑髪にでもなんでもしちゃってください!
因みに、名前の読み方は「そう」です!
「あおい」にするかどうか悩んだんですけど、なんとなく「そう」の方がなんとなく爽やかな感じするかなぁと思いまして←←
最後になりましたが、中1の初投稿なので、誤字脱字、それ以前に物語の構成がおかしかったりすると思いますが、暖かい目で見守ってやって下さいっ!