テキーラ以外はほぼ水です ~アル中と会議~
全力で書きました、嘘です。
趣向を変えて書いてみました、嘘です。
行を変えたら読みやすいかなと思いました、事実です。
近頃、πより尻かなと煩悩が揺さぶられております、あぁ……事実です。
ここはとある都会の一室、今日も言葉とはいざ知らず……露知らず
名前だけの銘記だけの
≪会議≫が繰り広げられようとしていた。
一人の男
【露尻 滅裂】
この男は危険だ、方便と理屈で戦闘を繰り広げる。
一人の女
【何回 散会】
この女は独特だ、とりあえず飲んでは眠っている。
というか、この人数、二人だけである。
そもそもこの少数精鋭で、会議と呼ぶのもいささか無理がある。
「そうよね? 無理がない? しりしりちゃん」
「は? え? 無理? っていきなり? オープニングは?」
今日も始まり開幕するのである、とてもいきなりだが、これが定番である。
ちなみにナレーションの私の名前は
【天才 進行】である、自意識過剰? なんとでも呼ぶがいい、正直遊び半分である。
ということで部外者の自己紹介が先に進んだところに
唐突に口頭しやがり進行を安易に妨げた黒髪女を紹介しよう
ロングストレートで、ベレー帽をかぶった美形少女、服装はメイド服だ。
「オープニング? そんなのあるわけないじゃない……そろそろ頭、ヘヴンしちゃったのかしら……頭が痛いわ、貴方の不細工と遠まわしに表現しても汚物と呼びたくなる表情が分身してる」
毒舌な様で毒舌ではない、絶妙なる口舌、その名も『ゾク舌』
聞いていると耳の先の方がピキーンとなってくるようなゾクゾクしてくるような
続きがあるようでないような続々するような舌
「いや……想うんですけど散々さん、その原因ってあなたが手に持ってる、芋焼酎の所為じゃないですか? 思いっきり商品ラベルに『本格芋焼酎 河童』って書いてるじゃないですか」
この柔かい声の少年は、あまり個性がない、地味だ
ちなみに童貞だ、この少年の道程にゴールはない
「上手いこといってんじゃねーよ」
突っ込まれてしまった、いやアンタはそこの黒髪女と会話していて頂きたい。
要約すると:天才司会を邪魔するんじゃない、このチビが
……なんだか悪口のようになってしまったが、ナレーションなので何でもアリだろう(暫定)
女、少年の発言にアダルティな商品包装が為されているボトルを奮い猛弁を振う。
「あ? 何言ってるのよ、貴方は…こんなのアルコール度数14%しかないのよ? ほぼ水よ水、本場、メキシコハリスコ州をクーグルアースのストリートビューで見ながら飲んだテキーラなんか、飲んだ後、頭でお湯湧けたわよ…ふざけんじゃないわよ……」
いろいろ突っ込みどころのある台詞に地味男、戸惑う
「無理やり拾いますが、テキーラってメキシコ国内のハリスコ州とその周辺でアガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルーと呼ばれる竜舌蘭から造られる蒸留酒なんですねー、全くヒントくれませんでしたが無理やり拾ってみました」
…少年の豆知識にプラスを付け加えようとすれば、テキーラはメキシコ産であることから、サボテンが原料と誤解されることがありますが、、竜舌蘭とサボテンは異なる植物である。
これをwikiで今さっき読んでみたところ、びっくりした、なんでか? あ?
教えて差し上げよう、私の頭の悪さを露呈してやろう。
≪いや、竜舌蘭とサボテンは間違えねーだろ……≫と若干キャラ崩壊の兆しを魅せながらさっき会議室横のお手洗いで叫んでいた、まさかいまここで疲労するとはおもわなかった……だって趣味でテキーラって検索してみただけであるからな……嫁が好きやねん、酒。
女、常に赤面の表情を崩さぬままに少年に進撃
「そうなのよね、まぁ何が言いたいかっていうとね、お酒と言えばテキーラ、テキーラ以外、酒とは呼ばない、全部水よねって事よ、ホントね、ウォーター、水よ水、私多分、そこのスーパー『ドリームタウン』のフードコートに措置されてある水汲み場の蛇口から流れ出てくる水に、10%アルコール入ってても何とも思わないと思うわ素面、バースト素面」
少年、またしても糸口の多いほつれだけの発言に、口をあんぐりしつつ
なんとか返す。
「バースト素面って……何が『急に起きる素面』ですか、確かに散々さんの場合の素面は、突如自分に都合の悪い事柄が発生したり言われたりしたときに常時染まっている赤面が解かれた場合に発端する物ですが、それにしたって素面はいきなり起きませんよ……あ、あとはいはい、散々にとってテキーラ以外の液体は全部水、はい向こう見ずってね」
少年、ドヤ顔、遠くから見ているこっちもなんだかうざい、即座に引きずり出して、舐り潰してやりたい、本音が出てしまった、失敬。
女、ナレーションと気持ちを同じくしたらしく少年のドヤ顔に嫌悪
「その表情、非常に鬱陶しいわね、見ていると体中全てから殺意という気持ちが迸ってくるわ、不思議ね、貴方は生きる殺意衝動器ね、さぞかし刑務所辺りに置いていたら日本の警察官は喜びわんで毎日あなたを使って酒池肉林の限りを遣うでしょうね、やだこわい」
少年、セカンドバッグから手鏡を取り出し自分のドヤ顔を目視、即刻卒倒
「ま、まさか自分のドヤ顔が、ここまで誰かと自分をうざがらせる物だとは知りませんでしたよ……この世界、まだまだ広いですね生きててよかったです」
そのプラス思考がムカつくんだよなぁ、とナレーション、真実の音を漏らす、て文句言ってるだけでした、失礼、誠に遺憾である、反省はしていない。
またしても女、ナレーターと気持ちを分かち合ったようで、露骨に表情で示す。
「私としては貴方の世界は窮屈で狭苦しく狭量の狭い人しかいないの、でも貴方にとってはそんな四畳半程の世界がワイドスペースなのね、わかったわ、じゃあそこまで走って走り切って消え去ってくれるかしら、お願いいたします、是非」
時たまみせる、丁寧なゾク舌、これは彼女の精一杯の叫びだ、偉そうだから
ナレーターに吐いてきたときはついナレーターはイラついて出ていってしまったけれど
彼は大丈夫なようで、彼女の言葉にすんなり対応している。
「嫌ですよ、四畳半の世界なんて……いかにもインドアって感じじゃないですか? 僕、見た目とは裏腹にアウトドアなんですよねぇこの前、キャンプ行ったんですよ、一旦話変わりますけどね、そしたら近辺で火事が起きちゃって、結局ずっとテントに籠ってましたよ、怖くて……そのあと、帰宅する時、Kにテントを積んでる時に近所の人に火事の原因を聞いてみたんですよ、そうしたらなんて言われたと思います?「どこかの来訪者がキャンプファイヤーなんてしてた所為らしいですよ」だって、それ僕の事じゃないですか、ホント笑いますよね、キャンプファイヤーしてる時に五本ほど囲い木が落ちて崩れちゃってその山一帯に火が移っちゃったんですよーこの話面白くありません?」
いつしか順応しさらりと受け流して、自分の言いたい言だけをそのままに一直線、走り幅跳びを連想させるように一っ跳びにまくしたてていく彼は、ナレーターとしても疲労感が募るばかりである。
なんか、ナレーター、女と同じ性格してんなぁ……。
「面白くないわね、はい、うん、へぇ、それで? どれを返せばいいのかしら? どれが今の私が使用するべき貴方に言い放つべきベスト切り替えしターニング言語なのかしら? 出来ればければ私としてはどれも返したくはないのだけど、私としてはいますぐすぐすぐ、とっとと貴方なんかなにやら無視して介して、自宅に帰りたいのですが……すいませぬダメでございましょうか?」
女は、もうなにやらさっきコンビニで買ってきたスイーツを添付されたスプーンとかフォークやらで食し始めている、商品名は『贅沢卵で端整に作り上げたどこか粗雑な素朴な味わいのプリン』長い、実に長い、もうこれでいい『卵プリン』これは少し短すぎる、でもいい、これくらいでいい。
ところで遅れたが、彼彼女がなぜ、この会議室にいるかというと
私、このどこかへんてこりんでマイペースすぎる私は、テレビ局のアナウンサーをやっているもので
彼彼女は出演者である、出演者とはいっても、映像メディアではなく
ラジオ、聴覚メディアに属する部類のものである、ラジオネーミングは
【貴方の今日はこれで締めくくり⁉ Sなら歓喜 Mでも歓喜ッ! 基本男は無視でいいです】
という物だ、ちなみに、この前やった公開録音イベントでの来場者は暫定7人
少ないか? 少ないと思うだろう? だが違うのである。
わざわざ来場者数を7人と制限していただけであって、特段別段、人気がなかったわけじゃない。
大事な事なので2回言うが、特に人気がなかったわけじゃない。
証拠を掲示しておこう、応募総数『49人』だった、なぜ7倍なんだ? と疑問を感じながらハガキを選定していったことを覚えている、数え終えた途端、わざわざ目を瞠ってもう一度数え直した……後々、ネットの匿名掲示板で調べたところによると、ファン同士で示し合わせたらしい、そこに私はわざわざこんな書き込みをしたなぁ、2014/12/1:無駄な努力お疲れさん: と、12レスくらい付けられてたなぁ、事実言っただけなのにである、奴らはよくわからん。
おっと、ナレーターの心中の方が主役になってきつつあるので、ここらで彼彼女らに回そう。
彼は今、彼女が尻目に帰宅準備をしている所を眺めながら、演説している。
ていうか、時計を見ると、もうコーナー終了の時間だ。
「貴方、今日も良くしゃべるわね、でもそろそろ終わりの時間よ、私も帰りたいし、てか帰らせてくれないかしら? 出演料あんまり高くないし、私正直この仕事それほど大事にしてないのよね、本業の片手間って感じで、貴方といるのも惰性で付き合ってるだけで、だから今日も早く締めたいのよ、さっさと終わらせて頂戴、ほら、はい、あ、今日の私の締霊は『出演料は樋口一枚ッ!』はい終了よ」
このラジオは終盤の締めに、貴方への今日の言霊と称して【締霊】というのを出演者が
発言して終わる。
……彼女、吹っ切れた顔してますが、樋口一枚ってリアルなのでやめてくれますかね。
そこに消費税8%乗っけたら完璧じゃないですか、ていうか私と同じ額なんですか
驚嘆ですよ、おい責任者だせ……。
またしても私の心中を路頭させてしまった、ここで、戻ろう、展開。
彼女の発言を聞き終えて、彼が次に締霊。
「お、散々さんの今日の締霊、いいじゃないですかーそこはかとなく、上の人にアピールしてますね、あぁ僕の賃料は彼女の2倍減ですよー、え、どうでもいい? まぁ僕もどうでもいいんですけどね、この仕事の後のバイトの方が本業みたいなものですし、では今日の僕の締霊、毎回聴覚していただいている方はご存じかと存じますが、僕の締霊は豆知識形式でお送りいたします、では今回の今日の僕の締霊は、『テキーラ』でお送りします、では!!! ≪ウイスキーのようにそのまま飲まれるほか、カクテル等の材料にも使われ、産地ではそのまま飲まれることが多いらしいです、食塩を舐めライムを口へ絞りながら楽しむのが正統な飲み方とされますが、食塩を舐めるのは「高いアルコール度数から喉を守るため」とかなんとか嘯いておりますがその効能は無いと……じゃあ言うなよ。すいません、また。100%アガベで作られた高級テキーラの香りや味わいを楽しむために、ワイングラスなどの口のひろいグラスを用いる飲み方も増えてきている、と、あぁアガベというものはメキシコ合衆国中心に広がる植物らしく200もの種類があるみたいです、多いですね。で、歴史ですが、古代アステカからの伝統的な醸造酒であるプルケが、スペイン人によって蒸留酒とされたメスカルのひとつとのこと。名前の由来となったハリスコ州の町、サンティアゴ・デ・テキーラの特産品として有名になったのが発端らしく、発端の発端としてはかつて州西部のシエラマドレ山脈で山火事があり、その焼け跡で発見された良い匂いを発し甘い樹液を出す焦げた竜舌蘭を起源とする伝説がある。最初のテキーラ工場は1600年に建てられ、1873年にはヨーロッパへ出荷された記録が残っており、その後も販売は拡大し1968年のメキシコオリンピックで広く知られるようになった≫ ふぅ……今日も僕の締霊は異常なく以上です、今回も長かったですね、ちなみにもっと詳しく知りたい人は、wikiをどうぞぉと、それでは皆さん、明日も良い一日をお送りください……あ、散々さん、散々も、もう一言……ていないっ⁉」
お、ナレーターのお仕事、ようやくきましたね、いっきまーす。
締めを締め終えた彼は、彼女を追って、会議室から出ていきましたー……。
ということで、私のお仕事も終わりのようである、では、さらば……。
て、そういうわけにもいかないので、私も追いかけてナレーションしにいこうと思います。
「ちょ、ちょっとぉもう一言、一言くださいよ」
彼は彼女に、勝手に帰宅しようとしたことを責めながら最後の言葉を求めているようだ。
「しょうがないですね……では、皆様貴様、どうせくだらない矜持の繰り返しで散々だと思いますが、明日も目覚ましを不細工な表情で止めて、さっさととっとと歩くがいいです、じゃあねさようなら、出来ればもう貴方とは会いたくないです」
依然、態度が変わらないキャラ崩壊を微塵もしない彼女に
ナレーターの私としても頭が上がらない、まぁどうせ素だろうが。
冷や汗を掻きながら彼は、リスナーが聞きたい言葉を録音し終え満足したようで、
真に最後の言葉を唱える
「みんなてきーらーー……て散々さん、どうしたんですか、いきな・・ちょ
「「ばいばぁ~い、おいちいねーてきーらーーおみずぅおみずぅじゃないもん~ねーぇーーばいばぁーい」」
……酔っ払いは帰れ……と言いたくなる今回の
≪会議≫以上です、さようなら。
ちなみに彼は、釣られて合唱してしまったようです。 …さすがやな……。
やっぱ尻ですね、はい。
あと毒舌良いと思います、痺れます、ジト目もいいと思います、嬲られます。
傷つくって良いですよね、殴られたい。
では、皆様良い日々をお過ごしください、嘘です。




