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暴君忠長に転生したので、兄上のために日本列島をメンテします 〜SFチートのはずが、田んぼと水路と寺社ノードの保守係なんですが〜  作者: パラレル・ゲーマー
第五部・歴史の地雷原編

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第51話 水神様、令和の御朱印紙に絶句する

 慶長十九年、旧暦二月末。


 春の気配がようやく風に混じり始めたものの、江戸から少し離れた武蔵と上野の境に近い村の朝は、まだ身を切るような冷たさを保っていた。


「……若君。足元がぬかるんでおります。お気をつけを」


「平気だよ、新六郎。城で帳面の山に囲まれているより、ずっと息がしやすいから」


 俺は、泥はねも気にせず、田作りの準備が進む現場を歩き回っていた。


 視界に広がるのは、冷たい水を湛えた水路、補修されたばかりの土の(あぜ)、そして青々と芽を吹き始めた苗代(なわしろ)だ。


 伴天連追放、方広寺の鐘、豊臣との緊張……。


 江戸城で渦巻く血生臭い政治的判断に胃を削られていた俺にとって、こうして泥と水の手触りを感じる実務の時間は、唯一の精神的な逃げ道でもあった。


「いいですか。苗は、人間の子供と同じです。早く大きくしようと水を入れすぎれば根が腐りますし、乾かしすぎれば枯れます。毎日、同じ時刻に田へ行き、水の深さと色を確かめて、必ず水札に記録を残してください」


 俺の周りを囲む水番候補の百姓たちへ、俺は直接指示を出した。


 百姓の一人が、恐る恐る手を挙げる。


「水神様……。あの、水の深さは分かりますが、苗の色も帳面に残すのでございますか?」


「残します。青すぎないか、黄色がかっていないか、根が弱っていないか、葉の先が細くないか。……それが全部、後で『なぜ枯れたか』『なぜ育たなかったか』を探るための、大事な手がかりになるからです」


「ははぁ……。水神様は、苗の顔色までじっくりと御覧になられるのですな」


 百姓たちは、深く感銘を受けたように平伏した。


(水神様というより、これ完全に『苗代の健康診断係』なんだけどな……)


 俺は心の中でツッコミを入れたが、村人たちの真剣な目に応えるように、ゆっくりと頷き返した。


 *


 現場の確認を終え、村の外れにある古い(ほこら)へと足を運んだ。


 その小さな祠は、近くの古寺と水脈で繋がるように配置されており、長くこの村の「水守り」を担ってきたという。


 俺が祠の前で水路の最終確認をしていた時、懐の端末が小刻みに震え始めた。


 ARの視界に、次々と青白いログが流れていく。


『神仏ノード:接続深度上昇』


『水守り系信仰ノード:初段 → 中段へ昇格』


『土地記憶閲覧:初段 → 中段』


『水脈可視化:初段 → 中段』


『通信札連携:初段 → 中段』


『新機能:映像付き通信解放』


『音声通信/映像通信:随時切替可能』


「……え、また機能が増えてる?」


 俺が目を瞬かせていると、空間がわずかに歪み、KAMI様がひょっこりと現れた。


『やっほー。おめでとう。地道な保守作業の甲斐あって、各種初段がだいたい中段に上がったわね』


「……なんか、ゲームのスキルランクアップみたいに言わないでください。嫌な予感しかしないんですが。……いや、これは普通に便利なやつですか?」


『そうよ。今回は変な爆弾じゃなくて、素直に便利な機能解放よ。水脈の強弱も前よりハッキリ視えるようになるし、土地に刻まれた古い祈りも拾いやすくなるわ。それに……通信札も、ただの声だけじゃなくて、『映像付き』で切り替えられるようになったのよ』


「やった。ようやく純粋にありがたい強化が来たぞ」


 俺は素直に喜んだ。


『まあ、そのぶん現場の状況を克明に報告できるようになるから、あんたの仕事の精度はさらに求められることになるけどね』


「……結局、首が絞まる方向に行くのは変わらないのか」


 *


 俺はさっそく、江戸城との通信テストを試みることにした。


 端末を操作し、まずは音声のみで呼びかける。


「……兄上、聞こえますか」


『聞こえている』


 竹千代兄上の、冷静な声が頭の中に響いた。


「神仏ノードが中段に上がったようで、『映像付き通信』ができるようになりました。今から試してみます」


 俺が端末の切り替えを行うと、目の前の空中に、水鏡のような薄く透き通った長方形の面がフワリと浮かび上がった。


 そこには、江戸城の奥深い小座敷の様子が、驚くほど鮮明に映し出されていた。


 家康、秀忠、竹千代、そして少し後ろに春日局が控えている。


 向こうの空間にも同じような水鏡が現れているらしく、家康たちが驚いたようにこちらを見つめ返してきた。


『ほう……! 今度は、遠く離れた国松の顔まで丸見えになるのか』


 家康が、目を丸くして水鏡を覗き込む。


『これは途方もなく便利だな。声だけで報告を聞くより、遥かに状況が掴みやすい』


 秀忠も、将軍としての実務的な価値を即座に見出した。


『国松。そちらの苗代や水路を、こちらへ見せられるか』


 竹千代の指示に、俺は頷いた。


「はい、できます。こうですね」


 俺は水鏡の向きを操作し、背後に広がる田んぼや、水路の補修をする農民たちの姿を映し出した。


『なるほど。これならば、国松が遠方にいても、まるで我らが直接その場に立っているかのように現場の様子が分かるな』


『苗の葉の色、水の濁り具合、畦の崩れ……。声や書状だけでは決して伝わらぬ細かなものが、手にとるように見える』


 竹千代が、感心したように息を吐く。


『便利なものじゃ。遠い田んぼを、そっくりそのまま江戸の城へ持ってきたようなものよ』


 家康が満足そうに笑った。


「……大御所様。田んぼを江戸城へ持ってくるという表現は、泥だらけになりそうでちょっと嫌ですね」


 俺の軽口に、水鏡の向こうで家康たちがどっと笑った。


 *


 その日の夕方。


 俺と新六郎を含む一行は、水路の先に位置する由緒ある古寺に宿を取ることになった。


 その寺は、広い寺領の田を持ち、古くから村全体の「水守り」の祈りを担ってきたという。


「水神の若君が、当寺へ御宿泊されるとは……まことに、身に余る光栄に存じます」


 年老いた住職が、平伏して俺を出迎えた。


 俺は、外部の者の前ではいつもの「身内ノリ」を完全に封印し、威厳と落ち着きを持った態度で応じた。


「面を上げてください。私は、春に向けた田と水の様子を見に参っただけです。寺領の田も、村人の暮らしも、今年も淀みなく回るようにしたい。ただそれだけを願っております」


「まこと……噂に聞き及ぶ通りの、慈悲深きお方にございます」


 夜。


 質素だが心のこもった精進料理をいただいた後、住職が、人払いをした部屋で、少し迷ったような、だが決意を秘めた顔で切り出してきた。


「若君。……実は、当寺の奥深く、代々の住職のみに受け継がれてきた、奇妙な『紙』がございます。これを、ぜひとも水神の若君に、一度御覧いただきたいのです」


「……奇妙な紙、ですか」


「はい。我らはそれを、『未来納経の紙』と呼び習わしております」


(未来納経の紙……?)


 俺の背筋に、冷たい汗が流れた。


 嫌な予感しかしない。


 *


 住職が、何重にも布と油紙で厳重に包まれた小さな桐箱を持ってきた。


 震える手で包みが解かれ、中から数枚の紙片が取り出される。


 俺は、そのうちの一枚を手にとり……完全に呼吸を止めた。


 それは、厚手で均一な和紙風の紙だった。


 季節限定らしい美しい桜の花模様が、金や淡い桃色で鮮やかに印刷されている。中央には寺の本尊を模した可愛らしいイラストがあり、その上に墨書き風の流麗な文字で寺の名前が記され、鮮やかな朱印が押されている。


 そして、端の方に記された文字。


『令和七年 春季特別御朱印 参拝記念』


 さらには、端っこに小さな黒い四角形の集合体──『QRコード』まで印刷されている。


「若君……?」


 新六郎が、俺の異常な硬直に気づいて声をかけた。


「……これ、御朱印紙だ」


「ごしゅいんし、でございますか?」


 住職が不思議そうに鸚鵡返しにする。


(令和七年って、西暦二〇二五年じゃねえか!! しかも直接朱印帳に書くやつじゃなくて、最近流行りの『書き置き御朱印』! 完全に現代の寺の参拝記念グッズだ、これ!!)


 俺は、墨書き風に印刷された寺の名前を確認した。


 間違いない。


 今俺が泊まっている、この古寺の名前だ。


(この寺……あの遠い未来まで、しっかり残るんだ……)


 俺は、時を超えた壮大なロマンに一瞬胸を打たれたが、同時に冷や水を浴びせられたように気づいた。


(いや、待て。俺が動いたことで、この歴史はすでに変わり始めている。だから、この寺が未来まで『確実に残る』という保証は、もうどこにもないんだ……)


 *


 俺は、心の中で素早く端末のログを解析した。


『対象:未来由来信仰記録物』


『推定年代:令和七年(西暦二〇二五年)


『分類:書き置き御朱印紙』


『神仏ノード接続深度:中段到達により詳細鑑定可能』


『技術流出危険度:低』


『歴史情報流出危険度:中』


『信仰継続証明価値:極高』


『寺院存続未来証拠:条件付き(歴史改変により不確定)』


『それ、十年夢見の札みたいなガチの異星文明テクノロジーの装置じゃないわよ。神仏ノードの時間方向の『滲み』ね』


(滲み、ですか?)


『ええ。未来まで長く続いたこの寺の『信仰の記録』が、ふとした拍子に過去側へ引っかかって落ちてきちゃった副産物よ。神仏ノードが中段に上がったから、あんたの目にも、その意味がハッキリと見えるようになったってわけ』


(つまり、この寺に未来まで確かな信仰が根付いていた証拠……)


『本来の歴史の流れではね。でも、あんたがいろいろと歴史をかき回している以上、この寺が必ず未来まで残るという保証は、もう消滅しているわ』


(……守らなきゃいけないものが、また増えた気がする)


 *


 俺は、目の前で平伏している住職に、どう説明すべきか猛烈に頭を回転させた。


 未来の詳細な年号や、印刷技術の仕組みを全て語るわけにはいかない。


 だが、この寺の宝に関わることなのだ。


 ある程度は、真実を伝える義務がある。


「住職。……これは、決して悪しき祟り物などではありません」


 俺は、御朱印紙をそっと箱に戻しながら、静かに言った。


「おそらく……遠い、遠い後の世に。この寺を訪れた名もなき民たちが、御仏に手を合わせた証として受け取る、『参詣の証』のような紙です」


 住職の肩が、ビクッと大きく跳ねた。


「遠い、後の世……。では。当寺の祈りは、そこまで長く、絶えることなく残るのでございましょうか」


 住職の目に、うっすらと涙が浮かぶ。


「その可能性を、強く示すものです」


 俺は、残酷な現実も同時に告げた。


「ただし。未来は、絶対に定まっているわけではありません。戦火や大火事でこの寺が失われれば……この紙が存在する未来も、別の道へと消えてしまうでしょう」


 住職は、深く、深く息を吐き出し、瞑目した。


「……つまり、これは我らが命を懸けて、守り抜かねばならぬものということですね」


「はい」


 俺は頷き、続けた。


「ただ、これほどの宝を、全てこの寺一箇所にまとめて保管するのは危険です。万が一、寺が炎に包まれた時、全てが一度に失われます」


 住職はしばらく無言で考え込んだ後、箱の中から一番状態の良い一枚を取り出し、俺の前に差し出した。


「若君。……ならば、この一枚を、どうか若君の御手でお持ち帰りください」


「よろしいのですか? これは、寺にとってかけがえのない伝来の宝でしょう」


「だからこそでございます。当寺に全てを置けば、当寺が焼けた時、未来の証拠は全て灰になります。ですが……若君の元に一枚でもあれば、少なくとも『祈りの証』だけは、この世に残りましょう」


 俺は、その重すぎる覚悟を受け取り、深く頭を下げた。


「分かりました。……必ず、公儀の最も安全な蔵にて、厳重に記録して保管いたします」


 俺はさらに、寺に残る御朱印紙の保管方法についても細かく助言した。


 湿気を避けること、直射日光を避けること。虫がつかないよう防虫香を入れること。そして何より、面白がって無闇に噂を広めないこと。


「紙一枚にも、かように細やかな守りの法があるのですな」


「紙は、ひどく脆いものです。でも、正しく残せば……百年、二百年、もっと先の未来へも、確実に声を届けてくれますから」


 *


 数日後。


 江戸城へ戻った俺は、家康、秀忠、竹千代の三人の前で、丁重に包みから『令和七年の御朱印紙』を取り出して見せた。


「……これが、あの寺に伝わっていたという、未来の紙か」


 家康が、顔を近づけてしげしげと観察する。


「紙の質が、我らの知る和紙とはまるで違う。妙に整っておるな」と秀忠。


「字の跳ねや印の朱色も……人の手で一枚ずつ書いたものにしては、あまりにも均一で乱れがない」


 竹千代の鋭い観察眼が、すでに技術の核心を突いていた。


「はい。これは……おそらく『量産品』です」


 俺が言うと、三人の顔に疑問符が浮かんだ。


「量産品?」


「同じものが、寸分違わず複数枚ありました。墨で手書きしたように見えますが、実際には高度な技で『印刷』されたものです」


「これが、量産品とな!?」


 家康が、信じられないというように声を上げた。


「これほど整った朱印と、流麗な墨書き風の文字を、全く同じ形で何百枚も作れるというのか」


 秀忠も驚愕する。


「はい。後の世では、印刷の技術が途方もなく発達します。今の木版や活版印刷の、さらに遥か先へ進んだものと考えてください」


 俺は、あまりにも未来すぎる技術開示を避けつつ、概念だけを説明した。


「文字だけでなく、このような細かな絵や色、季節の花の模様まで、非常に早く、大量に、均一に刷り上げることができるようになります」


「つまり、この美しい紙は……一枚一枚ありがたく心を込めて書いたものではなく、同じものを機械のように数多く作ったものということか」


 家康の言葉に、少しだけ失望の色が混じる。


「はい。……ですが、量産されるからといって、決して価値が低いという意味ではありません」


 竹千代が、スッと目を細めた。


「量産されて、どこにでもあるようなものに、価値があるのか」


「あります」


 俺は、はっきりと言い切った。


「一枚の尊さはもちろんあります。ですが、印刷された千枚の紙は……『千人の民』のもとへ届きます。多くの民が、自らの足で寺へ参り、このような美しい紙を受け取って喜びたいと思うほどに、信仰や文化が世の隅々まで行き渡っている……その『豊かさの証』なのです」


「民が……寺社を巡り、その参詣の証を集める、か」


 秀忠が、想像もつかないというように息を吐く。


「はい。戦乱の世では、そんな余裕は誰にもありません。道が安全で、腹が満ちていて、自由に旅ができ、寺が焼かれずに残り、そして文字や印刷の技が広く普及しているからこそ、こういう娯楽と信仰が入り混じったものが生まれるのです」


 家康が、深く、長く頷いた。


「……民が寺社を巡り、その証を集めるか。それは、まこと……泰平の世らしい姿よのう」


 *


「だが、これほど貴重な未来の証ならば、寺から全て持ってくるべきではなかったのか」


 家康が問う。


「いいえ。寺の歴史のものは、本来寺に残すべきです。ただ……全てを寺に置けば、もし寺が焼けた時に、未来の証が全て失われます。だから、万が一のために一枚だけ預かりました」


「分散保管、か」


 秀忠が理解を示す。


「はい。文化財も、歴史の記録も、救荒作物の種も。全てを一箇所にまとめてしまうと、火災や戦が起きた時に、まとめて一瞬で失われます」


「……御異物改方の奇物だけでなく、古物や美術品の保管にも、厳格な『分散』が必要になるな」


 竹千代が、またしても俺の仕事を増やす方向で政治的結論を出した。


「はい。立派な蔵を一つ作って満足しては駄目です。写しを作り、控えを取り、全く別の場所に保管することが必須です」


「また、蔵と帳面が増えるな」


 家康が楽しそうに笑う。


「……それは言わないでください」


 俺は、ガックリと肩を落とした。


 *


 夜。


 自室に戻った俺は、端末のログを確認した。


『未来由来御朱印紙:一枚取得』


『寺院保管分:残存』


『分散保管:成立』


『神仏ノード中段化:確認・機能安定』


『映像付き通信:試験運用開始』


『印刷技術開示:概念レベルに留める』


文化財分散保管(バックアップ)概念:導入』


『いい判断だったわね。全部強引に持ち出さなかったのも、全部寺へ置きっぱなしにしなかったのも、完璧な正解よ』


「寺の宝を奪うわけにはいきませんし、かといってまとめて燃えるのも怖いですからね」


『ちなみに、この御朱印紙の一件のせいで、寺社の記録保存と『複製文化』が、歴史上少しだけ早まることになるわ』


「……また、俺のせいで未来が変わるんですか」


『そんなに大きくはないわよ。写しを作る、別の蔵に控えを置く、印刷物を軽く見ない。……そういう文化が、少しだけ強固になるくらいね』


「それなら、まあ……良い変化ですね」


『ええ。地味だけど、ものすごく大事な変化よ。保守運用って、結局のところ『コピーとバックアップ』が全てなんだから』


「……それは、前世の俺のトラウマにグッサリ刺さるので、やめてください」


 俺は、胃の辺りを押さえた。


 令和七年の御朱印紙。


 それは、天下を獲るための剣でも、戦を制する火薬でも、病を治す奇跡の道具でもなかった。


 ただ、遠い遠い後の世で、誰かが寺へ参り、手を合わせ、そのささやかな証として受け取った……たった一枚の紙だった。


 だが、その一枚の紙は、俺にひどく重い事実を突きつけてきた。


 寺は、残るかもしれない。


 信仰は、続くかもしれない。


 民はいつか、旅をし、寺社を巡り、美しい印刷の紙を集めるほどに豊かになるかもしれない。


 けれど。それは、放っておけば勝手に自動で届くような、都合の良い未来ではないのだ。


 戦火で寺が焼ければ、消える。


 蔵が燃えれば、消える。


 誰も写しを取らなければ、消える。


 水神様と呼ばれる俺の仕事は、また一つ増えてしまった。


 田んぼの苗を守ること。


 民の腹を満たす方法を探すこと。


 そして……遠い未来へ続く祈りの紙を、決して燃えないように、泥臭く守り抜くこと。


 ……結局、保守運用っていうのは、どの時代でも『バックアップ』が一番大事なんだな。


 俺は、ため息をつきながら、新しい『分散保管台帳』のページを開いた。



最後までお付き合いいただき感謝します。


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― 新着の感想 ―
久しぶりに平和?なお話。文化財保護の大事さが浸透して火種も起きずに済んだ。
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