ミコ
ゆっくり溶けてく 星の灯を浴びて
もしも 僕らがひとりだったら
眠らない街の下らない理想に
手を繋ぎ祈る 意味はあったかい?
揺れてみては消えてく 陽炎みたいな
曖昧な劣等感が たぶん命だ
川沿いに揺れる 蛍のすき間で
もうね 僕らは交わす声もない
閉ざされた街で 広げすぎた夜空に
指を折り祈る 君はあったかい
帰り道で鳴いてる 蛙たちみたいには
懸命に生きられない そんな命だ
触れてみては消えてく 蜃気楼みたいな
退屈な恐怖心が たぶん命だ
そんな、命だ。
https://youtu.be/i9aexmC0saU?si=_ifuf3QgdG5iHS4p