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セラン・ブルーと幸福の少女  作者: Annabel
第2部 テュリエール王国編
107/114

49.嘘か誠か

 フルテュリエール国への滞在も残り二日。その日は天気が悪かった。



「ではそちらは任せた」


「はい。どうぞお気をつけて」


 敬礼を往復させ、フェルシアは仲間の隊員を見送ると周りを見渡す。

 王宮内の廊下は閑散として、立っているのは自分だけ。いつもはちらほら歩いている使用人が一人もいない。


(どうして今日は人気がないのかしら)


 彼女の中で朝からの違和感が強まってゆく。全く見ないということはないが、やはり妙だ。そう気にしつつ元いた部屋へ戻った。


 室内には書類を読むハース公爵と何名かの隊員がいて、フェルシアは公爵を警護する一員だ。先ほど二名欠けたが、応援はすぐ来るだろう。


(隊長も気を引き締めろと言っていたし…。警戒はしておきましょう)


 フェルシアは壁際に戻りながら自戒した。今朝、ウォルフも「くだらん失敗をした奴は帰りを全て走るか、荷を十倍にして歩くか選ばせてやる」と言っていたので、やらかせば相当睨まれそうだ。

 とにかく計画通り慎重に行動しようと、背筋を伸ばす彼女へ。ふと、何気ない声がかかった。


「……ああ、そういえば。フェルシア」


 ハース公爵がなにやら振り向いてフェルシアを見る。近くに寄るよう示され、彼女は耳を貸した。すると。


「昨日、君に関する噂を聞いたんだが」


 途端、フェルシアは嫌な予感を抱く。まさか、と。



「ライナスと付き合っているんだってね。応援しているよ。ぜひ上手くいって欲しいものだ」



「マクダ様。それは……」


 パッと顔を上げた先には穏やかな笑みがあり、フェルシアは唖然とする。もう彼の耳にも入ったのか。


「婚約はいつするんだ?式にはぜひ呼んでくれ」


「あ、あの」


 フェルシアは焦った。しかし気付けば、周りの隊員達の目もどこか生ぬるい。ハース公爵は一応声を潜めていたが、場の全員が内容を知っているのは明らかだった。



 彼女は過去の己を呪う。

 ライナスに言われるがままに恋人宣言などしなければよかった、と。



 事の始まりは今朝、よく話す小隊長との会話だ。


 相手から「オリヴィエ公爵と付き合っているらしいが本当か?」と尋ねられ、フェルシアは初めて噂になっていると知った。以前危惧した通りに。

 小隊長は昨日、使節団の何人かから聞いたらしい。そのため「もうほとんどの奴が知ってるだろう」とも言われた。


(まだたった二日しか経ってないのに。早すぎるわ……)


 昨日といえば自分の休日だ。まさにライナスと二人で街外れにいた。のんきに水遊びをしている間に誤報が駆け巡っていたとは……。


 加え、いざ確かめられたフェルシアが否定できなかったのも、噂に拍車をかけた。あっと言う間に話は広がり、先ほどの交代時など、また別の隊員から「すごいな。まあがんばれよ」「お似合いだぞ」と言われてしまった。そこへきてハース公爵の応援発言だ。


 まずい。非常にまずい。これにより故国くにで広まるのは確定した。


「マクダ様。あの。これには事情がございまして」


「まあまあ。そんなに恥ずかしがらなくていいじゃないか。微笑ましいなあ……。彼は目立つからね。君も諦めて堂々としているといい」


 ハース公爵ならと、真実を打ち明けようとするフェルシア。だがさらりと宥められ、もうすっかり応援の様相だ。


「それに昨日ライナスからも聞いたよ。あんなに喜んでいる彼は初めて見た。友人として言うが、どうか彼を頼んだよ」


「え………」


 外堀を埋められている。フェルシアは直感的にそう思った。

 偽装の関係とわかっているライナスがそれを広めるとは……。今すぐ走っていき、街中に出ている彼に問い質したくなった。


(……あ、だめだわ。たぶん『責任はとるよ』って返される……)


 丸め込まれる己が容易に浮かび、フェルシアは項垂れる。


 確かに自分にとってもライナスは特別だ。始めは曖昧だったが、自覚すれば戸惑うほどに大きく膨らみ、今やこの気持ちは疑いようもない。けれど気持ちに応えられるかはまた別の話で。


 ライナスはフェルシアに「結婚して欲しい」とも言っていた。

 だが、それが一番の問題だ。昔兄に言われた通り、自分は公爵夫人の器ではない。


 明確な基準はないが、高位貴族の妻とは「由緒正しい家柄かつ、軍を抜いた美貌と知性で社交界を仕切る女性」とフェルシアは認識している。

 チェルシー・ハース公爵夫人がよい例だ。公爵家ともなると、名実共に特別であることが求められる。その座に自分が、などと………フェルシアには到底想像できない。



 ライナスの隣にいるだけなら何とかなるかもしれない。


 だが「公爵夫人」の立場はあまりにも責任重大だ。対し、今のフェルシアには自信がこれっぽちもなかった。



 そこへ頼んだよ、と託すハース公爵にフェルシアはたじろぐ。


(このお方にまで言われたら、もう後戻りできないのでは……?)


 なぜか王弟殿下はこの話に違和感がないようだが、これでは後で「破局しました」とも言い辛い。彼の笑顔を曇らせないためには、「私達結婚します!」以外ないだろう。

 一体、ライナスはどういうつもりなのか……と、フェルシアが定位置に戻ろうとした時であった。


 頭上からのバタバタッと鈍い足音へ彼女は顔を上げる。他の隊員は気付いていないが、かすかな音だったのでわからないのだろう。


「上の方が騒がしいです。複数の足音がしました」


「そうか?何も聞こえなかったが……」


 フェルシアの言葉へ首を傾げる隣の隊員。だが彼女の耳はまた音を拾った。今度はもっとあからさまに不穏だ。


「剣戟も聞こえます。上でなにかあったのでは?」


 これに、日頃からフェルシアの感覚の鋭さを知る班長が反応した。


「確かめる。二人階段まで見に行け」


 その一声で一組が素早く廊下へ出た。そうして間もなく、緊張した面持ちで飛び込むように戻ってくる。


「上の、恐らく三階で大勢が争っている模様です!発砲音もありました」


 一瞬、全員が沈黙する。

 そしてすぐ、指示が下された。


「退避する。作戦通りに動け」


 一同「はっ」と返事をする。中心にいたハース公爵も厳しい顔をし、ただちに移動が始まった。


 フェルシアの耳には徐々に激しさを増す音が聞こえる。状況は不明だったが、それはますます広がりを見せ、間もなく場の全員に聞こえるまでになった。時折響く怒声、絶えぬ衝撃音。


 慎重に廊下へ出て、フェルシアはあることに気付く。


「先ほど別れた彼らはどうしましょう?」


 それはつい数分前にこの部屋を出た、体調不良の使節と二人の隊員のことだった。全員二階に向かったが、不用意に出られず閉じ籠っているかもしれない。


「では、マーク、フェルシアと援護に向かえ。目的地は予定通りだ」


 名を呼ばれた隊員と共にフェルシアも走り出す。騒ぎがあるのは三階だが、素早く動けば巻き込まれず済むかもしれない。

 フェルシアは階段を駆け上がった。白い大理石に汚れこそないが、空間には血と硝煙の臭いが薄らと漂う。しかしここも人気はなく、使用人が倒れていることもない。


 謎の深まるまま、フェルシア達は一つの扉に到着した。コンコン、と小さくノックを鳴らす。


「男爵?応援に来ました」


 そうして説明を続けると、数拍しカチャッと目の前で開く隙間。


「お前らか……。助かった。早く脱出しよう」


「ああ。男爵のお加減は?」


 先ほどフェルシアが別れた仲間が、室内で青ざめる紳士を示す。そうして合流した五人は、そろって廊下を進むことにした。だが怒号はますます近くなり、「王を出せ!」「あっちに王女がいたぞ!殺せ!」……などと聞こえる。


「やっぱり反乱軍か。残党のくせに、こんなところにまで入り込むとはな」


 仲間の呟きにフェルシアも頷く。王宮の警備は厳重に見えたが、それでも最後の抵抗だろうか。

 だが驚いている場合ではない。とにかく早く退避し、使節団全体の安否を確認せねば。


(ライナス様は大丈夫かしら?)


 階段を降りていると、血まみれでピクリともしない男性が倒れていた。それを見ていよいよ緊張が高まる。

 同時に今、街にいるはずの人が思い返された。ライナスは今日も要人といるはずだが、街中の様子も心配だ。


「……いたぞ!あの女だ!」


 すると突然上から足音が響き、近付いたかと思えば、彼らはフェルシア達を指さした。

 この場に女は自分しかいない。まるで意味不明な台詞だったが、斬りかかる数人に彼女もとりあえず応戦する。皆で素早く剣を抜き、キィンッと切り結ぶ。


「男爵は行ってください!早く!」


 一人二人と、相手をするごとに増える敵に誰かが叫んだ。そうして乱戦の最中、視界の端で男爵ら三人が階段を降りて行くのを見て、フェルシアは掴みかかってくる反乱軍の人間を避ける。


「チッ!すばしっこいなこいつ!」


 悪態をつかれるが、フェルシア達だってわけがわからないし、多勢に無勢できりがない。


 切り結ぶうち階下も騒がしくなる。これは退路を断たれたのではと、彼女は懸念した。それに戦ううち、ずいぶん立ち位置が変わったが、もう一人の先輩隊員は無事だろうか。


 考えつつ、フェルシアが一歩引いた時。対峙する男の向こうから「ぎゃあっ」と悲鳴が聞こえた。まさか仲間だろうかと、焦った彼女の瞳に映ったのは……。


「おい、どうしてここにいる?」


「エルヴァルド様……!」


 目の前に現れたのはエルヴァルドだった。今日も優雅な白金の髪の下、ひそめた訝しげな表情。


「殿下こそ、なぜこちらに?」


「見てわかるだろう。残党狩りだ。ネズミどもを始末している」


 当然のように言いながら、彼が剣を払えば吹き出す赤い飛沫。周囲に引き連れた軍人達も応戦しているが、それでも実戦に王族が混じっているとは驚きだ。

 刃を降り下ろし、ガツッと鈍く断つ音を聞きながら。フェルシアが自分はどう退くべきかと考えていると。


「はっ、面倒になってきたな……。おい、行くぞ」


 その声にフェルシアは赤青の瞳をまたたかせる。


「……?殿下、どちらへ」


「いいからついて来い。抜け道を教えてやる。こんな所で死にたくはないだろう?」


 戸惑う自分を他所に、エルヴァルドはさっさと廊下の先を示す。退避の手助けをしてくれるのだろうか。

 今、周囲は血みどろの混戦状態だ。フェルシアにはどこが安全なのか判断し辛い。確かに、王宮内を知り尽くした王太子の側にいれば切り抜けられそうだが。


 フェルシアがつい考えていると急かす声がした。


「早くしろ。それとも抱き上げて運ばれたいか?」


「……いえ。行きます」


 断る理由は見つからず、彼女は仕方なくエルヴァルドに続く。どこへ向かうのか知らないが、攫われるような恰好はもっと嫌だ。


 走りながらフェルシアは思い出す。


「殿下。先ほど、エルヴェリーナ様が見つかったと聞こえましたが」


「あいつは問題ない。今頃喜んで相手をしているだろう」


 即座の返しにフェルシアは拍子抜けした。

 エルヴェリーナは槍の名手として有名だ。だが襲撃に遭って喜ぶような性格と評するのは理解し難い。そしてもしそうなら、つくづく凄い女性だ。


 二人が話す間にもどんどん景色は流れ、あっという間にとある扉へたどり着く。乳白色の薔薇の彫刻が美しい、両開きの装飾扉。蔓を模した金のドアノブも優美だ。


 ここは例のステンドグラスの広間だった。フェルシアが王女の肖像画を見せられた場所。


「入るぞ」


 扉を押し開けて促され、フェルシアは躊躇する。

 今は昼間だが、天気が悪いので広間の中は薄暗い。有事とはいえ、またエルヴァルドと二人きりになるのは危険を感じた。


 しかし悩む間にも、階下から自分達を追う声が「こっちだ!」と迫ってくる。


「早くしろ。もしかして恐いのか?」


「いえ、そうでは……」


 フェルシアが尋ねようとした瞬間、側の階段からバタバタと足音が響いた。それにエルヴァルドが目を眇める。


「いいからさっさとしろ」


 階段を見ているとぐいっと腕を引かれ、フェルシアはあっという間に薄暗い中に引き込まれた。


「あ、あの」


 そのままずんずんと奥まで連れられる。広間にタッ、タタッとガラスを打つ雨音が響き、今日もステンドグラスは鮮やかに神話を語るが、それどころではない。フェルシアはやっと身の危険を感じ始めていた。

 エルヴァルドは危害を加えるようには見えないが、やはり不安だ。


「こっちだ。入れ」


「えっ……」


 広間の最奥にて。壁の装飾にエルヴァルドが触れれば、ズッ……と音をたて、ぽっかりと開いた空間にフェルシアはまた驚いた。仕掛け扉だ。


 突如、ぽっかりと壁に空いた丸い穴。それは大人二人分の幅があり、暗い中でもより真っ暗だった。


「早くしろ。これは外に通じている」


「そ、そうなのですか……?」


 また「さっさとしろ」と追い立てられて。フェルシアは腰の剣を意識しながら屈み、一歩を踏み出した。すぐ背後にエルヴァルドが続き、よりいっそう緊張する。


 隠し通路の中は木板が敷かれ、冷えた空気に満ちていた。かすかに風を感じたので、エルヴァルドの「外に通じている」は全くのでたらめでもなさそうだ。


「おい、止まれ」


 エルヴァルドが通路に入ってすぐ、ギッとわずかな音がして入口が閉められる。フェルシアが息を飲めばまた腕を引かれ、なぜか彼の隣でしゃがむよう促された。


「あの。なにを……」


「シッ。……ここを見てみろ」


 フェルシアが膝をついて示された先。そこには真っ暗闇に細い光が射し込んでいた。

 壁の装飾に混じり、密やかに空けられた丸い穴。それを通し、広間内の様子が、壁の中の二人の目に映り込む。


 すると突然、バタン!と激しい音が響いた。


「来たな」


 傍らで薄く笑う気配。フェルシアはエルヴァルドとは肩が触れるほどの距離にいるので、その呟きもよく聞こえた。

 今のは広間の扉が開かれた音だ。続いて、ダダッと複数人の足音。よく見えないが先ほどの追手だろう。


「どこに行った?探せ!」


「はい!」


「おい!いるんだろう!出てこい!」


 荒々しい声はやはりフェルシア達を探しているらしい。だが広間には調度品がほとんどなく、あっても壁際のキャビネットやコンソールテーブルのみ。一見、大人が隠れる場所などない。

 そのため、室内を見回った反乱軍の三人は苛立ちを募らせる。


「クソ、いない!まさか他に逃げたのか?」


「いや、出る暇はなかったはずだ。確かにここへ……」


(あっ、あの人!)


 覗き穴の向こうに立った人物へフェルシアは瞠目どうもくした。見覚えのある顔だったからだ。瞬きも忘れる彼女へ囁きが落ちる。


「ほう、覚えていたか?」


 フェルシアが見上げれば、思ったよりも至近距離にある紅の瞳。それに驚きつつ彼女は頷いた。


「あれはラダン宰相ですよね?どうしてここに……」


 テュリエール宰相のラダン公爵。フェルシアは彼と二度しか会っていないが、要人なのでよく覚えている。


「どうしてだと?俺を殺して、お前を奪いに来た。ただそれだけだ」


「えっ……?そんな、まさか」


 聞き間違いかと、フェルシアはエルヴァルドへ顔を寄せる。かすかな光に浮かび上がる、秀麗なかんばせはどこか面白そうにこちらを眺める。


「お前をこの国に呼べば炙り出せると踏んだが、本当に奴本人が現れるとはな。ちょうどいい」


「エルヴァルド様……?」


 フェルシアは唖然とした。まさか自分を呼んだ真の目的は、反乱軍残党を一網打尽にすることだったのか。


「あの、まさか私を呼んだのはそれが目的だったのですか……?」


「これも目的の一つだ。……ああ、王族の歴史や王女の話は本当だ。ちゃんと説明してやったろう?」


 嘘は言っていない。ただ当然、テュリエール側の都合も織り込まれていた。そういうことだろう。


「国王陛下はご無事なのですか?」


「ああ。朝から身代わりを立てて脱していたからな」


「……今日はやけに人気がないと思いました」


 フェルシアはつい責める口調になった。計画があるなら、前もって知っておきたかった。


「仕方あるまい。表向きは行事で使用人を街中にやったし、お前の仲間だってほとんどは無傷で逃げ出せたはずだ」


 最大限、使節団に被害のないよう工夫したと反論される。確かに、騒動に気付いてから退避まで時間は充分にあった。そして、フェルシアが巻き込まれたのは予定にない階段を通ったかららしい。


 だが、まるで使節団そのものが餌だったみたいだ。フェルシアはおそろしくなり、どういうおつもりですか、と糾弾しそうだった。しかしそこで広間の雰囲気が変わる。

 キィ、とかすかな音。いつのまにか他の仲間は出ていっており、ラダンだけがそれに反応した。


「!……オリヴィエ公爵。なぜここにいらっしゃるので?」


「ああ、これはラダン様。ご無事でしたか」


 予想外の名前と声に、フェルシアはピクッと反応した。


(ライナス様?今日は街にいたはずでは?)


 騒ぎに駆け付けたのかと、咄嗟に喜びが湧き上がる。姿は見えないが今、ライナスが壁一枚隔てた向こうにいる。


 だがそこでまた新たな声が乱入した。

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