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カタチなきセカイへ  作者: ツカサマコト
前章
15/36

日常と現実


 そんなこんなで現在。

 カノジョと一緒の家で数年ほどが過ぎていた。

 カレは社会人7年目。カノジョは社会人6年目。


 仕事もお互いにもう新米は卒業して、

 新人を教える側にもなってきていた。


 その年の8月のお盆休み。


 「今年もお墓参りにいってくるね。

  お盆明けには戻ってくるから」


 そういうとカノジョは出かけて行った。


 カノジョは毎年。

 お盆休みは家族のお墓参りにお墓のある家族が昔住んでいた

 山形のお寺の方に毎年帰っている。


 カレは一緒にいかないのかというと、

 遠いので旅費もかかるというのもあるが、


 カノジョの家族のお墓に合わせる顔や気持ちもできてなく、

 良いようにいうなら家族水入らずと言訳を付けては留守番をしていた。


 そんな行事も毎年のような感じで、

 数回もやっていれば、留守番もなれたものだ。


 そういう、いつもと変わらないように感じられる

 あたり前の日々を過ごせるようになっていた。


 刺激がなくなったのではという人もいるかもしれないけど、

 落ち着いて安心していられる。


 カノジョと時間が過ぎていくのをあたり前と思えることが、

 どれだけ幸せだろうか。


 少しの間だけどカノジョと離れることにやっぱりさびしいのか、

 カレはそう日々の日常をアルバムの写真を見ながら、

 思い返してカノジョの大切さをかみしめていた。







【次話】  ̄_


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