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スキル:クズ殺しで無双出来るってどういうことですか?  作者: にのまえはじめ
第壱章 昇華
9/86

e-^+\*e: 05 魔王

エヴァ、面白い。

二十六日、新劇、放送。

ネットニュース、見た。

サイト、リンク、下。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1271/294/index.html


片言、やってみた。

にのまえ は

りゅう の ちから を てに いれた




龍の力。

俺の厨二心を絶妙にくすぐる。


どうせ手に入れたんなら使ってみたいよn……


ひゅうううぅぅぅぅぅーーーーーーーーー……

ドッッッッッッッッッッシイイィィィン!!!!


耳が張り裂ける様に痛い。

異常なまでの音を立ててやって来たのは……


THE・村人Aってなかんじをした青年だった。


「我が名は:EKAREXE06091705。

第一始祖民族を統べる者。

即ち、我こそ魔王なり!」


名乗りなんて関係無いとばかりに侵入者を捕らえようとした兵を、バッサバッサとなぎ倒しながらの豪快な名乗りだったが、そんな事より重要な事が二つある。


一つは彼の名前。EKREXE06091705、おかしいと思わないだろうか。

俺はその名前を聞き、ある言葉を思い浮かべた。

"識別番号"という言葉を。


二つ目は第一始祖民族という言葉。

第一始祖民族とは、ヒトにとって都合の悪い存在だ。

圧倒的な力を持ち、進化する種族。


そして、当初の昇華計画において神へと至るために創られた存在。


ヒトはその都合の悪い事実を封じ込めようと、魔族というレッテルを貼り、禁忌を犯したと言って排除を始めた。


第一始祖民族とはそういう存在だ。




却説、この様に第一始祖民族とヒトは敵対関係にある。

その王が来たとなれば、考えられる目的は三つ。


侵略、勧誘、殺害。


侵略は、そのまんまこの国を攻めに来たという可能性。

勧誘は、大きな力を持つ勇者ーーつまり俺だなーーを自陣に引き込もうとしてるという可能性。

殺害は、脅威となりうる俺を早期に殺しに来たという可能性。


しかし、恐らく俺は彼と戦闘になるだろう。

その時のために、龍の力を使えるようになっておきたい。


キィィーーーン!

唐突に響いたその音を皮切りに、自分の周囲が動かなくなる。


目の前の空間に罅が入り、其処から何かが出てくる。


それが龍、つまり龍神なのだが今はまだそれを知らない一はこう言う。


「龍?」

「ククク……アハハハハハハ!!!!!!!!

そうか、キミは+\`](向こう)と記憶が繋がってないのか。


ボクは龍。龍神って言った方が良いかな?」


「龍…神……!?」


「そう。キミと同じ神さ。最も、ボクの方が格は上だけどね。」


「俺が……神だと?」



真実を知らされる一。

普通こーゆーのはクライマックスの手前辺りでやるものだが、若干九話目にして直ぐに明かされる秘密。


やっすい秘密だなぁ。さくしゃ


「おや、知らなかったのかい?

まぁ、昇華した(流し込まれた)のは(+\`])だけだからね。」


「カヲル君…。カヲル君が何を言っているのかわからないよ。」


「エ○゛ァ!?」


「しょうがないだろ言ってみたかったんだから。」


口では冗句を言いつつ、あることに行き着く。

矢張り彼も……


「そう、ボクも。

君と同じ連れ去られた人間、転生者さ。


なぁんてね。パロディはこの辺にしといて、残念ながらボクは転生者では無い。

産まれながらにして孤独の、只の神さ。」


産まれながらにして孤独、と彼は言った。それがどんなものかは分からない。

ってか、そんな事より心読まれた!?


「そんな事ってなんだい?

ってか、彼じゃ無いんだけど……ボソッ」

「?彼じゃ無い?」

「いや、何でも無いよ。」

「そう言えば、何で時を止めてまで此処に?」

「キミの体じゃ七次元時空(ボクの世界)には耐えられないからね。」

「それも聞きたかったんですけど、今聞いたのはここに来た目的……というか、理由ですね。」

「あぁ、それなら龍の力の使い方を教えに来たんだよ。」

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