episode ex: delta
全ての神の中で、唯一真の時空魔法が使える神がいる。
その神は龍神と呼ばれ、神々から崇められていた。
■は思う。
何この急展開、と。
まぁそれも無理は無い。
作者が本編の続きを思いつかずに、何か新しいもの入れて展開進めようとか考えて、適当に新しい能力を与えようとしてるのだから。
本編三話、ex:入れて七話めにしてこの体たらくである。
っつーかこれ、元々ESN大賞2に応募しようと思って十万字書いてるけど、評価とか一切ついて無いし、結局誰もみてないんだよな。
あと九万字、書けるかな?
無理だね。少なくとも今こうやって茶番で尺を稼いでる奴には無理だ。
一万字の大半もAAと顔文字の中間みたいなのにドット絵を足した何かだし。
(AAと顔文字の中間みたいなのにドット絵を足した何かとは、
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のことです。)
取り敢えず物語に戻ろうか。
■は思う。
何この急展開、と。
まぁそれも無理は無い。
なんせ、闇に苦しめられ、五次元空間に昇華して、四次元空間に連れ戻され、そして今。
五次元空間で龍、それも多分龍神と対峙しているのだから。
もう訳がわからない。
作者は馬鹿なのか?
龍が軽い調子で話を始める。
「ようこそ、ボクの世界へ。」
七次元時空。
その解釈は複数あるが、俺の覗いた空間は五次元空間だった。
七つの時空のベクトルの内、五つのベクトルが空間の方向だとすると、時間軸のベクトルが未来へ行く向き、過去へ行く向き、二つ存在する事になる。
つまり、読者(居ないんだよなぁ)や作者がいる現実の世界、四次元時空では理論上絶対に叶わない時間遡行が可能なのだ。
「……有り得ない。七次元時空へと行くには圧倒的にエネルギーが足りないハズ。」
「そう。有り得ない事を成し遂げたんだよ、キミは。
面白いとは思わないかい?自分のエネルギーの限界を越えたんだ。
そもそも、キミの保有していたエネルギーでは通常の五次元空間でさえあの時間は居られない。
それなのにキミは、自分の体を修復してエネルギーを消費した状態で、数分もの間、七次元時空に存在する事が出来たんだ。」
「……」
あまりの衝撃に沈黙する■。
「それでボクは。キミ、いや違う。
キミ達を面白いと思ったんだよ。
それでだ。ボクと取引しないか?」
「対価は?」
「力さ!
"龍"の力。
……なぁ。
キミは、キミ達は、力が欲しいかい?」
「交換条件は?」
「生き延びること。
ボクはキミ達を観て愉しむんだよ。
AM○ZONプライムに払う500円と同じさ。」
怪しい。あまりにも好条件過ぎる。
「何時まで生き残れば良い?」
「ボクが飽きるまでさ。
大丈夫。あんまし早く死んだら生き返らせてあげるから。」
恐ろしい。
人を生き返らせる、という禁忌を簡単に言ってのけた。
実際、彼にとってみれば片手間で出来ることなのだろう。
■は戦慄する。
自分はもう、踏み入れてはならない所に立っているのかも知れない、と。
イヤ、もっとずっと前。
俺が産まれたときから既に、其処に足を踏み入れていたのだろう。
まだ■■■■■であったあの頃から。
「肉体に訊いてみる。少し待ってくれ。」
管理機構にハッキングの賜物でアクセスする。
スキル:監視者を経由してメッセージを送る。
龍の力を手に入れますか?、と。
意味不明な文。
却説、どうなるか?
δ 完