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スキル:クズ殺しで無双出来るってどういうことですか?  作者: にのまえはじめ
一周年記念
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クズ殺しキャラクター短編 KING.

「傲慢」




この世界が実験装置であると、気付いたとき。

その衝撃は形容しがたい物であった。


当時、私は必死に訴えた。

実験が終わった後、装置はどうなるか。


だが、"この世界が終わる可能性"を論じるにはまだまだ若かった。青かった。

誰も信じてくれない。どころか、怪しいと論じて排除した。


どうしてだろう?

なぜ、だれもしんじてくれない?


答えは案外単純だった。


"立場がない"


信用できないのだ。

どこの誰かも知らない奴が、世界が終わるなどと宣ったところで。


それから私は必死だった。

世界を守るための方法を探りつつ、国を作り上げた。

影響力のある存在になった。


その過程で、自分の国を救うために他の国を犠牲にした。

無数の命を。掛け替えの無い命を。犠牲にした。


それしかないと信じていたから。

ずっと、ずっと。

世界を救う、ただそれだけのために。


国家は充分な規模に到達した。

しかしどうだ、民衆は。


仮に世界が滅ぶと知っても、「どうしようもない」と何もしないのだ。

それどころかパニックを起こし、下手すればパニックが原因で世界より先に国家が滅んでしまう。


私は、一人で世界を救う事にした。

人道に沿わない事もした。

一つ一つはっきりと覚えている。


ジョン、ジョー、ジョージ、ジョルマン、ジョルジョ……


数えだしてもキリがないな。


天の裁きがあるとするならば、自分は地の獄へ送られる人間だろう。




だが、これしかないと信じていた。


後悔はしない。

後悔をするのは、彼等にした事が間違いだったと認めることだ。

それは彼等に対する最大の不敬だろう。


ずっとこうやって生きてきた。

だからこれからも、こうやって生きるしか無いのだろう。


やめられないんだろうな、この生き方を。

死んでもきっと。

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