2/14特別編 爆弾祭
ぎり間に合った
「どうしたんだい、そんなに殺気をまき散らして。(ナナシ)」
どす黒いオーラを出すにのまえにナナシが話しかける。
「ナナシさん、ナナシさん、今日は2月14日ですよ。(魔王)」
「それが何かあるのかい?(ナナシ)」
「今日が何の日か分かりませんか?(魔王)」
「?
第一回箱根駅伝開催日かい?(ナナシ)」
「違いますよ。てかそうなんですか。(魔王)」
「じゃあ、聖武天皇が国分寺・国分尼寺建立の詔を出した日?(ナナシ)」
「違いますよ……
てか良くそんなの知ってましたね。(魔王)」
「……真逆、ふんどしの日の事を言ってるのかい?
ボクに?
デリカシーが足りないんじゃないかい?(ナナシ)」
※ナナシさんは女性の設定です。
「違いますよ?(魔王)」
「あ!
シカゴで抗争があった日か!(ナナシ)」
「違いますよ!
はぁ、今日はヴァルェントゥァィインですよ。(魔王)」
「なんか発音がうざいね。(ナナシ)」
「…………(魔王)」
「で、バレンタインと一君の様子にどう関係があるんだい?(ナナシ)」
「バレンタインデーは、9割の男の殺意と絶望の日ですから。(魔王)」
「……何か虚しさを感じたよ。(ナナシ)」
「…自分もです。(魔王)」
「硝酸と…硫酸…1:3…混ぜ…冷やしな…らグリセリン…加え…ボソボソ(にのまえ)」
「何作ってるんですか師匠!(魔王)」
「ニトログリセリン?(にのまえ)」
「なんで疑問形なんですか。(魔王)」
「ニトログリセリンッ!?(にのまえ)」
「いや師匠が作ったじゃないですか。(魔王)」
「ニトログリセリン……ッ(にのまえ)」
「なんかッ『ッ』を付けるとッ!
ジョジョっぽくッ感じるのはッ!
気のせいなんだろうか……ッ!!(魔王)」
「気のせいなんじゃ無いかな。(ナナシ)」
「それで……えーと、今日はヴァルェントゥァィインなんだっけ?(ナナシ)」
「えぇ。そうですね。(魔王)」
「スルー!?(ナナシ)」
「スルーって何をですか?(魔王)」
「いや、別に良いよ。(ナナシ)」
「ねぇ、チョコちょうだい?(にのまえ)」
「落ちぶれたねえ(ナナシ)」
「しみじみと言わないで下さい。(にのまえ)」
「そう言えば、この世界にカカオってあんの?(ナナシ)」
「ありませんけど、それ言ったらバレンタインスペシャル的なこの回は無くなるじゃないですか。(にのまえ)」
「じゃあなんの回になるのさ?
爆弾祭とか?(ナナシ)」
「爆弾も無かったと思いますけど。(にのまえ)」
「あるよ?(ナナシ)」
「え?(にのまえ)」
「あるよ。
ゴリゴリにある。モロ作ってる。(ナナシ)」
「そんなんどこの誰が?(にのまえ)」
「NWCとWINグループ。(ナナシ)」
「NWCって……え?
俺の組織そんなんやってたの?(にのまえ)」
「うん。(ナナシ)」
「マジすか。(にのまえ)」
まあ、平和な日常。
下らない日常。
その終焉が始まる。
第肆章、乞うご期待




