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スキル:クズ殺しで無双出来るってどういうことですか?  作者: にのまえはじめ
第壱章 昇華
4/86

episode ex: alpha

閑話其之壱。



episode ex:では、ある三単語を伏せ字にしています。


また、e-^+\*e:では:の後ろは数字で話数を表して居ましたが、

episode ex:では:の後ろはギリシャ文字のアルファベット表記で話数を表す予定です。

ある神は驚愕する。

まさか此処までとは。


目の前に居るのは■の■。


■が言葉を発する。


「やぁ。邪魔するよ。」

「まさか此処に来るとは。

で、()()()()()()()?」

「用?特にないよ。」


■が答える。


「言い方を変えよう。

()()()()()?」


神が威圧の籠もった声で再び問う。


「おっと怖いねぇ。

目的は此処にいることさ。」



それに対し、飄々とした態度で答える■。


「へえ……」

「考え事も良いけどさ、お茶でも飲まないかい?

俺が完璧な紅茶を淹れて御覧にいれようじゃないか。」

「じゃ、御言葉に甘えて。まぁ期待はしないでおくよ。

僕が何時も飲むのはgo○gle先生の入れ知恵を、1msec(ミリ秒)も違わず忠実にこなした紅茶さ。

いくら管理機構(システム)をハッキング出来ようがgoog○e先生には敵わない!!!」

「馬鹿だなぁ、キミは。馬鹿も馬鹿、大馬鹿者さ。

習わなかったかい?インターネットは嘘で溢れてるって。」


指を突きつけて語る■。

神の頬が引き攣っているのを知ってか知らずか■が話を続ける。


「それに、寸分違わず忠実に再現しようが無駄さ。

温度、湿度、その他諸々の環境によって完璧な時間は変わってくる。」


そしてビシッとポーズを決め、決め台詞を吐く…


「さぁ!完璧な紅茶を御覧にいれぇ゛っッ 痛ッ!」


筈だった。

が、噛んだ。盛大に、噛んだ。


「…………」


神は何も言わない。

恐らく、彼なりに配慮しているのだろう。


しかし、この沈黙は■により深いダメージを与える。


「+|+~e/ ?\//¥.* ~\ +-¥?e~^/e /¥}^?[ ……」

「ちょっ!?此処には管理機構(システム)は無いよ?」


「…r¥*e \{ ~^/e……」

「ん?これは……おいおいまさか?

ちょっと待って!!詠唱止めて!ヤバいよヤバすぎる!!」


しかし■は止まらず、最後の一単語を口に出す。


「……}\」


■がその一単語を発した途端、彼の体から禍々しいオーラが溢れ出す。

臨界点のエネルギーが子供の遊びに思える量の、膨大と言うにはあまりにも膨大なエネルギーを迸らせながら、オーラは勢いを増す。

■の周りの空間が、歪み、抉れ、引きちぎられ。伸び、縮み、崩れ、混ざり。


それは……

空間と呼ぶにはとても禍々しく、秩序も何も無い混沌としたナニカへと変貌していく。


ナニカはヒトガタの様な形を取り、■の体を包み込んでいく。




■も、もともと何も起こらないと思っていたのだろう。


此処は箱庭とは文字通り次元が違う。

その上、3DS的にも4DS的にも距離が離れており、決して管理機構(システム)の影響が届く事は無い筈だった。


しかし、システムとの繋がりができてしまっていた。

何と言っても■は箱庭の人間の■だ。

肉体と物理的に離れていても管理機構(システム)とは繋がっており、昇華計画覚醒段階移行とそれ以降のため保管されていたエネルギーの三割程が一気に流れ込んだのだ。


この”一気に”の部分が非常に厄介で、徐々に流す筈のエネルギーを一気に流し込まれた事により、■は極一瞬、刹那の間だけ神の域を超え、4DS(神の領域)臨界点(限界)に到達したのだ。


あのナニカはその()だ。

負のエネルギーを溜め込み、正のエネルギーに引き寄せられる。


しかし、一度正のエネルギーと負のエネルギーがくっついたならば。

その場所の力場は0となり、何も存在しなくなる。


……凡てを巻き込んで大規模な”消滅”を引き起こすのだ。


丁度今見えてるあの黒い球体のような物がその”消滅”だ。


そう。

現在進行形で消滅は拡大している。




α 完

トンデモ理論ッス。



出てきた単語


1ミリ秒=0.001秒

3DS=|Three Dimension Space《三次元空間》

4DS=|Four Dimension Space《四次元空間》

力場:電場、磁場(二つで光)、重力場など。

物質はこの”場”の揺らぎだという説がある。

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