e-^+\*e:11 plus two 馬車?
「ねぇ魔王。
全然お尻痛くないし、誰も乗ってこないけど本当にこれが異世界名物お尻が痛くなる乗合馬車なの?(にのまえ)」
「違うよ。
世の中には触れてはいけないものがある。
師匠やナナシさんはその覚悟は無いでしょ?(魔王)」
「まぁそうだね。(ナナシ)」
「意外だなぁ!ナナシさんはこーゆーの興味あると思ったんだけど。(魔王)」
「それよりちょっとこの先の街、観光したいんだけど。
食べ物がスゴい美味いらしい。
もともと野菜や畜産物で有名な街だったんだけど、どうせなら此処で食べたいって事で料理人が集まってね。
今は食文化の街って云われてるんだ。
興味沸かないかい?(ナナシ)」
「えーちょっt…「いいね!行こう行こう!(魔王)」…だいぶ喰い気味だね。(にのまえ)」
その裏で、ナナシに貸し一つのサインを送る魔王。
魔王、恐ろしい子!
街につき、各々好きな食べ物を食べに行く。
その中で、ナナシだけが違った行動をとる。
周囲を見回し誰もいない事を確認すると…
「……転移魔法。」
アレが生まれ出づる前に。
死体を消す。
破壊する。
完膚無きまでに。
塵の一つも遺らぬように。
ナナシは知らない。
この選択が、より大きな歪みを産み出すことを。
が の と する事を。
が の自己修復保全であることを。
後にこれを後悔することを。
との開戦の切欠であることを。
これが何の意味も持たぬことを。
未だ知らない。
全てはこのとき始まった。
おまけ一
魔王の食レポ
「何これ美味ッ!」
魔王は今。
屋台で焼き鳥を食べていた。
「パリッとした皮!
そこに絡む絶妙なタレ!
最早美味いという言葉しか出てこない!
これがオロッパス(この街の名前)の焼き鳥!
美味い!」
「ありがとよ、にいちゃん。
にいちゃんの食レポで焼き鳥が飛ぶように売れるよ。」
「へ?」
「材料に拘って、製法にも拘って、最高の味を目指したら、どーしても値段が高くなっちまってな。
今まで、見向きもされなかったこの焼き鳥が。
にいちゃんのお陰で美味いって伝わって……うぅっ…
お礼と言っちゃ何だが、また何時でも食べに来てくれ。
そん時は、お代は良いからよ。」
「ありがとうございます!」
「何。お礼を言うのはこっちさ。
そんじゃ、また来てな!」
おまけ二
にのまえはじめの30分苦ッ禁愚!
「さーて、食材も買ったし、たまには料理してみたくなっちまった(※普段は魔王が完璧な料理を作ってくれる)。
よし、えーと。
先ず、ポッタジュ(トウモロコシのようなもの)とモロコッシ(ポッタジュの一種で白色をしている)とシチポッタ(虹色のポッタジュで、七色なのでシチポッタという名が付いた)をすり潰すのか。
ほんで、それを鍋に入れて、マーガレン(マーガリンのようなもの)と一緒に20分ほど炒める、と。
よし、そろそろ20分だな。
そしたら、水を加えて三分ほど煮込むのか。
三分たったかな?
最後に、お好みで塩胡椒をかけて……
ポッタジュスープ(オロッパス仕様)のかーんせーいだー!」
一の周りには人が集まっており、なにやらじっと見つめている。
どうやらパフォーマンスと思われているらしい。
「いざ、
実☆食!
……辛!
塩辛いし普通に辛いし。
塩胡椒かけすぎたかなぁ?
つーかこれ、炭じゃん!
あれ?
レシピ通りに作ったのにな…」
先ず、レシピ通りでは無い。
かなり間違えているのだ。
最初にポッタジュ、モロコッシ、シチポッタをすりつぶすのだが、一は手間を惜しんで殆どすりつぶしていない。
次に、マーガレンと具を一緒に炒めるのだが、これは20分ではなく3分である。
そして、水を加えて煮込むのだが、こっちが20分である。
しかも、水の量を一桁間違えており、殆ど水が入っていない。
これではポッタジュスープでは無くポッタジュ炒めだ。
しかも最初に20分も炒めたせいで焦げやすいポッタジュ達は既に炭と化している。
最後の駄目押しに大量(致☆死☆量だZE)の塩胡椒をかけられたせいでこれは最早毒である。
完食したら死ぬが、恐らく一口で吐くことになるだろう。
唯一の救いが、この料理を完食できる猛者がいないということだ。
先程、一口で吐くことになるだろう、と言ったが、それは一も例外ではない。
にのまえ は なにか
だいじなもの を うしなった
にのまえ の
どくたいせい が あがった
にのまえ は
(しゃかいてきに)しんでしまった




