e-^+\*e: 12 情報
第壱章ではわけのわからないワールドが出来ていってしまったので、第弐章では真面な方向に更生させられるよう書いていきたいと思います。
効率良く情報を集めるため、三手に別れた一達。
一人10万G(2000万円)の予算で情報収集を始める。
ナナシの場合。
「やぁ少年。少しこの辺を案内してくれないかな?」
孤児に話しかけていた。
「誰だよアンタ。」
「いや、ちょいとね。このくらいでどうかな。」
そう言って、一万G、200万円程をちらつかせるナナシ。
「あ、いらないなら別にいいんだけどね。
他の奴に頼むまでさ。」
「ちっ……この辺案内すりゃ良いんだな?
あと、ぜってぇ文句言うんじゃねぇぞ?」
そう言って歩き始める孤児。
「ついて来い。」
「まず此処が経済の拠点となる市場だ。
食料品、娯楽品、消耗品、武器防具の順に並んでる。
んで、こん中にも良し悪しがある。
まず公店。
政府の犬の店だ。
粗悪品を政府の名で何も知らない観光客に高額で売りつける。
絶対買わない方が良い。
次にローレッツ商会。
経営方針が薄利多売で、良い商品を安く売る。
商売は信用第一がモットーなだけあって信頼できる店だ。
それから、アンタみたいな金持ちはWINグループに行くと良い。
此処は途轍もなく高性能な商品を売っていて、とても信頼できるし、サービスも充実しているんだが、それ相応の値が張る。
ま、一万Gをポンと出せるアンタにとっちゃ安いもんだと思うぜ?」
「ほう…じゃあ本題に入ろうか。」
「本題ねぇ。
案内は一万Gでやったんだ。
その本題とやらが街の表の案内じゃねえなら追加報酬を払って貰うからな?」
「ああ。分かってるよ。
本題って言うのはね……簡単な事さ。
この街の"裏"が知りたい。」
「そりゃ、自殺の仕方を教えてくれって事か?」
「いいや。」
「それじゃ、それじゃ、関わんない方が良い。
あんなもん知って一体何になる?
あそこにゃ何もない。
夢も、希望も、命だってあったもんじゃねえ。
あるのはヒトの醜さだけだ。」
「案内しないと。」
「ああ、それが兄ちゃんの為だ。」
プチっ。
ナナシの中で何かが切れた。
「兄ちゃん?
ボクは女だ!
……手荒な真似はしたくなかったんだが、案内しないと言うなら仕方無い。
暗黒覇王龍咆哮砲!」
兄ちゃんと言われて切れたナナシは、案内させるという口実を見つけるや否やすぐさま実力行使にでた。
仮称ナナシ。器が小さい女である。
「な、なんだよそれ!?
あ、案内すれば良いんだよな?
その分金はもらうからな?」
こんな状況でもお金の請求は忘れない少年。
度胸あるなぁ……
「感謝するよ。ホイ、四万G。これで良いかな?」
ところで。
ナナシは何故街の"裏"を知りたがったのか。
それは、探しているのが七大罪であるからに他ならない。
七大罪は人を罪に導くとされる欲望や感情である。
その"罪"が集うのが街の"裏"だ。
要するに、七大罪の情報がありそうだからである。
「"裏"の住人は此処に集う。
それじゃ姉ちゃん、またな!生きてたらだけど。」
ナナシは突然、誰かに話しかけられる。
「その右腕、くれないか?」
次回は嫉妬と遭遇します。。




