番外編:00 孤独なる神の日常
番外編 孤独なる神の日常
番外編。ナナシさんの話です。
実は一番作者が好きな(気に入ってる)キャラはナナシさんです。
(この回にはナナシさんは出てきません。)
我々神からみるとつい最近。
具体的にいえば138億年ほど前。
あることが起きた。
「座標2k5768js4a,h3yb96z468,3rkf7690e14地点に異常を確認!
……まさかこれは…!
館長、上に報告してください!
虚数時間の流れる空間を確認、と。
僕は皆さんに放送をします!
緊急事態発生を確認!
落ち着いて、避難マニュアルに従って行動してください!
F557厳重警戒態勢に移行!直ちに避難準備をしてください!
繰り返します!
緊急事態発生を確認!
落ち着いて、避難マニュアルに従って行動してください!
F557厳重警戒態勢に移行!直ちに避難準備をしてください!」
「上から宇宙規模次元跳躍超長距離亜光速航行システム搭載型三一〇四式参改航行機の使用許可奪ってきたぞ!」
「あざます館長!
それじゃ早速……
起動準備第零段階、軌道演算開始!」
「正常な開始を確認!予測完了時間、46秒後です!」
「起動準備第壱段階、次元跳躍ゲートエネルギー充填。
カウント省略、充填開始!」
「充填開始を確認!予測完了時間まで、残り135秒!」
「間もなく軌道演算終了します!
3…2…1…演算完了!」
「起動準備第参段階、機体内部エネルギー濃縮。
カウント省略、濃縮炉起動!」
「濃縮炉、正常に起動しました!」
「起動準備第肆段階、亜光速推進機構第一から第七までの安全装置解除!」
「解除完了!」
「次元跳躍ゲート、エネルギー充填完了!」
「住民の皆様は直ちに機体へ搭乗して下さい!」
「機体は60秒後に起動します。」
「59…58…57…56…55…54…53…52…51…50…49………30…29…28………9…8…7…6…5…4…3…2…1……機体、起動!
カウント省略、浮上!」
「補助推進装置、起動!」
「亜光速推進機構、第一主力電源装置、起動!」
「続いて、第二第三主力電源装置、起動!」
「第四から第八までの各補助電源装置、起動!」
「亜光速推進機構、最終安定装置解除!」
「加速開始、全速前進!」
「18秒後、取り舵一杯、カウント開始!」
「!?
errorです!一切の信号を受け付けません!」
亜光速推進機構は大質量の物体をその名の通り亜光速まで加速可能な画期的な物だ。
しかし、それを成すための大量のエネルギーを内包するその構造上、少しでもズレが出ることがあれば、そのエネルギーが漏れ出、大規模な爆発を引き起こす。
この航行機は送電時のエネルギーロスをより少なくするため、亜光速推進機構、指示系統、CPU、主力電源装置、補助推進装置、補助電源装置などの設備が機体後方の一点に集まっている。
そんな場所で大規模な爆発が起こればどうなるか。
そろそろ皆さんおわかりだろう。
……そう。
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……墜落である。
彼ら一族は、航行機ごと文字通り宇宙の塵になった。
……一人を除いては。




