e-^+\*e: 06 教授
龍の力の使い方を教えに来たと彼は言った。
そう言えば、龍神様の名前ってなんて言うんだろう。
「ボクはナナシ。仮称:ナナシ。君と同じ仕組まれた子供、フィフスチルドレンさ。」
「二回同じネタやるって、すごい勇気ですねwww」
っつーか、ナナシさんもう子供じゃないでしょ、神様なんだし。
「ボクは永遠の十代さ。
マジレスすると、ボクと同じ生命体は居ないから何時から大人なのかも分からないんだ。」
「ふーん。」
「ふーん。て!
ふーん。は無いでしょ。ふーん。は。」
「何か句読点の多い文章っすね。」
「キミがふーん。とか言うからじゃないか。」
「イヤ永遠の十代とかさっむいこと言ってんなー、と思いまして。」
「あ、そこだったんだ。」
「っつーか、フィフスでも無いでしょナナシさん。」
「イヤ?
一応五次元空間だからフィフスっちゃフィフスっしょ。」
どんどん話がそれていく。
「そうだね。話を戻そう。
まず、龍には三種類ある。
一つ目。只の龍。
此奴等はそれぞれ七大罪七美徳の名を冠しており、それに則った能力を持っている。
此奴等は人によって向いてる龍向いていない龍がおり、それに従って扱える龍扱えない龍が居る。
例えば。
信じてた人に裏切られ、慰めてくれたのは詐欺師だけ。
その上、逆恨みで後ろから刺された対人恐怖症というキミは。」
俺の過去を笑いながら言いやがった此奴。
人の不幸は密の味ってか。
「話を続けるね。
対人恐怖症のキミは、自我境界線がハッキリしてるから、色欲の龍が扱えない。
何でかって言うと、色欲の龍は自分の一部として他人を扱う。
だから、他人と自分の区別の出来ている、つまり自我境界線のハッキリしているキミには扱えない。
エヴァパイロットに自我境界線のハッキリしていない14歳の子供が選ばれるのと同じ理由さ。
(エヴァパイロットが14歳の理由は緒説あります。)
それと同じ理由で、怠惰の龍も扱いずらいと思う。
ま、怠惰の龍は他人を他人として使うからあまり影響は無いと思うけどね。」
色欲が使えない。覚えておこう。
「次に、中位龍。
只の龍を統べてる龍だ。
七大罪を統べる殺戮の龍と、七美徳を統べる救世の龍の二柱。
殺戮の龍はキリングドラゴン、救世の龍はキリストとも呼ばれる。
ほんで最後に龍王と龍帝。
それぞれ、破壊と創造を操る龍だね。
破壊之龍王と創造セシ龍帝。
この世界の龍神のような物さ。」
「それで、どうやって使うんですか?」
「こんな風に。
我が名において命ずる。
創造セシ龍帝よ、汝我が元に顕現せよ!」
右手に纏うように、輝く龍が現れる。
「こんな感じでも。
破壊ぃちょっとこっち来てー。」
其処に闇が現れたかの用な圧倒的存在感を放ちながら顕現した漆黒の龍が、ナナシの左手に纏われる。
ってか…
「呼び出し方、軽ッ!」
「ま、こんな感じ。
破壊と創造はそれぞれ準拠したことであればほぼ何でも出来るから。
創造だったら一夜城ならぬ一夜国とか。
それと、これは管理機構なんかじゃないから、神にも通じるよ。
もちろん、ボクにもほんの少しだけ。
それじゃ、まったねー」
ナナシさんの姿が消え、時が再び動き出す。




