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スキル:クズ殺しで無双出来るってどういうことですか?  作者: にのまえはじめ
第壱章 昇華
1/86

e-^+\*e: 01 転生

挿絵(By みてみん)





異世界転移。

それに憧れる人はとても多いだろう。

しかし、そんなものは無い。

……そう思ってた。

昨日までは。


「勇者様!」


勇者?

あぁ、中二病か。

イヤ、呼ばれてるのは俺だ。


「あなたはこの世界に勇者として召還されました。

まずはその御力を測らせていただきます。」


そう言って、何か水晶玉の様なものを持ってきた。


「此処に手をかざすとあなたの力、ステータスが分かります。」


そう言われたのでやってみると。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 (にのまえ) (はじめ)

種族 人間

職業 無職

状態 通常


Lv.1


HP

320/320

MP

450/450


STR:302

VIT:315

INT:422

AGI:489


スキル

ユニークスキル

クズ殺し クズへの鉄槌 クズへの天罰 クズを縛る鎖 クズ度測定 嘘の代償 覚醒 使徒 unknown unknown

ノーマルスキル

鑑定・神 翻訳・神


禁忌スキル

ーーー


称号

クズの天敵 異界からの訪問者 *e/^}\*


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「流石勇者様。一般人のステータスが平均100程度ですから勇者様は少なくともその3倍以上……」

「御託はいい。俺をこの世界へ誘拐した理由を話せ。」

「はっ!

まずは王の元へご案内致します。」


そう言って歩き出したので俺も追いかける。


「詳しくは国王がお話しになると思いますが、現在この国は魔族の進行により危機に瀕しています。

そんな折、神託に異界の者が救世主となると出たのです。


魔族とは、神に背き禁忌を犯した種族。

禁忌の術により人族の10倍近いステータスと3倍の寿命を持っている、厄介な奴等です。」

「それを事実と信じているか?」

「はい。禁忌を犯した種族と教えられています。」


……俺のユニークスキルで、対クズ特化でないものは分かっているもので2つ。

"嘘の代償"と"使徒"だ。


他の3つはよく分からない。

unknownてなんだよ!

覚醒は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈覚醒〉

error

errorcode:bac-a1527

'閲覧権限階級が不足しています。’

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とか出てるし。




"鑑定・神"で調べたところ、この2つは以下のようなものらしい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈嘘の代償〉

嘘を吐く者に代償を科すスキル。


視界に入った者が嘘をついた場合に分かる。

ただし、この場合は本人が事実と認識しているか否かで識別する。


このスキルの持ち主に嘘をついた者に500の固定ダメージを与えられる。

このダメージはあらゆる影響を受けない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈使徒〉

神々の使徒と認められた者の持つスキル。


一時的に神の力を扱える。


神と会話できる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


”使徒”で神に尋ねたところ、()()()()()()()()()()()()という。

つまり、先ほど尋ねたのはその事実を知っているか否かを確かめるためである。

結果、彼は嘘をついていなかった。

魔族が禁忌を犯したと信じているということだ。


と、そんなことを考えている間に謁見の間についたようだ。

王が案内人と同じことを語る。


さて、それじゃぁ本当なのか確認しようじゃないか。


「今から言うことに"はい"か"いいえ"で答えて下さい。沈黙は”いいえ”とみなします。」

「貴様!王に対して無礼だぞ!」

「まぁよい。

異界の者よ。わかった。"はい"だ。」

「では。

魔族が禁忌を犯したと本当に信じていますか。」

「"はい"」


王の目が変わった。

"はい"の2文字にこれでもかと言うほどの圧力が込められている。

スキルなどではないそれは、王自らの力なのだろう。


だが、()()()()()()()()()


()()()()()のですね。」

「ふむ。

部下といえども機密という物がある。

異世界の者よ。二人で話をせんか?」

「分かりました。

ただし、()()()()()()()()()()


そうして二人で話をする運びとなった。

「殺さないで下さいね?」っていうのは「知っていたのですね」で"魔族が禁忌を犯していない"と知っていると判断した王が事実を隠すため口封じする事を予測して言った一言

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