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4月

この春から東京で大学生活が始まる。

はじめての東京。はじめての一人暮らし。

さあ、何がおこるかな。





4月の終わり。俺は大学のサークルの新歓に来ている。入ることにしたのは男女構わず入れる、ゆるめのバスケサークルだ。



入学後、高校の先輩から紹介されて話しを聞かしてもらった。

定期的に活動がある割には大会への意欲は低いそうだ。上手いと3人制の3x3大会に出る人もいるそうで、かなり自由に活動できそうだ。


メンバーは各学年に男女合わせて10人いないくらいが所属していて4年生の出席率は低いため、会場には30人くらいがいる。

場所は駅前のチェーン店の居酒屋で大部屋を貸し切り状態だ。


今はそれぞれの席に座ってそれぞれが会のスタートを待っている。俺は部屋の角に近い席で隣のやつに話かけられていた。


「一人暮らし?」


「まあそんな感じ。」


「そっか〜、俺もなんだよね!場所はどの辺?」


「八王子。」


「へ〜、それってどの辺なの?」


こいつは、今のところ俺の思い描く大学デビュー系大学生第一位だ。

髪は明るい金髪で、服装は別にダサくもないはずだが、なぜか一生懸命さが伝わってくる。声や顔、全身から。


他の奴も隣の子と喋って緊張しながら自己紹介をし合っているわけだが、こいつだけはかなり違和感がある。すでに俺の中では童貞だと認定している。


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