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偽物だけど恋がしたい  作者: 白猫のともや
8/9

相談

俺らが偽恋人になってから早くも一週間がたった。

毎日クラスでは恋人のふり、登下校も恋人のふり。

俺の平穏な学校生活をかえせ!っと思うがこれはこれで少し気に入ってしまった。

少しだけ、な?

「おい陸ぅ。マリカちゃんとはどうな感じよ?」どんな感じっていつもどうりだが…

「付き合って一週目だろ?何か進展があってもいい頃かな?っと思いまして…」

「いつもどうりだよ…。一緒に登下校したりしてるだけ」

そうか…こいつには本当の事を言っても良いかも知れないなぁ。

「洋介…お前に大事な話が」と話を打ち明けようとした瞬間。

「おはよう!クソ…いやいやダーリン!」今絶対クソダーリンって言おうとしただろ!

「おはよう!マイハニー!今日はいちだんと暑いね」てかお前って奴は…洋介に打ち明けようとしていた所に…

そんな話をしている中で洋介は…

「そうえいば、陸?大事な話って何だったの?」マリカがいる中で行ったら面倒な事になりそうだから…

「いや、やっぱ何でも無いや!」

「そうか…俺日直だから先に教室向かってるわ。じゃあまたあとでなーお二人さん!」わざとお二人さんの所を強調して言ってやがる。

「そうだ、お前にも話があったんだ」こいつにも言っとかないとな。

「何?もしかしてまたチョコバナナ奢ってくれるの?」こいつって奴は…!

「ちげーよ。俺らの偽物の恋の話だ」

「食べものの話じゃないなら早くしてよね…今日は購買で焼きそばパンを買うんだから…」こいつ…よく太ってないな…。

そう言う事ならと歩き出す。

「偽物の恋を信用できる友達になら言っても良いんじゃないかな?って」どうだ?

急にマリカの表情が変わり小走りで行ってしまった。

何でだ?俺何かまずいことでも言ったか?

俺が言った事を思い出しても怒る理由が思いつかない…

もしかして焼きそばパンがそんなに食べたくなったのか?

それともトイレ?

あぁもう訳わかんねぇ。 

一応後で謝っておくか…。

この時の俺はマリカが何に対して機嫌が悪くなったのか。

それに今マリカが悩んでる事に気づくよしもなかった。

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