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ワンピースは宝物

大好きなご主女しゅじんさまからのプレゼント

それはシルクのワンピース


長いキスの後、ご主女さまは床に紙袋を投げ捨てた。

「その中の服を着ろ!」

「はい、ご主女さま」

ボクはひざまづいて紙袋を手にとる。

定番のノースリーブで胸元が大きく開いたミニのワンピースだ。かわいい!

ボクが大好きなパステルピンク。清楚だけどセクシー。

ボクの好きな色を覚えててくれたんだ。嬉しい!

ご主女さまには既に裸を見られているとはいえ、女の人の前で見られながら着替えるのは何だか恥ずかしい。

     挿絵(By みてみん)


あれ?この肌触りってシルク?

「これってシルクですか?とっても高かったんでしょう?」

「こら!ヤボなこと言わないの」

ボクは鼻を指で弾かれる。

「お許し下さい、ご主女さま」

ボクは鼻を押さえながら慌てて謝る。もう、ご主女さまったら照れちゃって。ウフフっ嬉しい。自然に笑みがこぼれてしまう。

このワンピースはボクの大切な宝物にします。ありがとうございますご主女さま。ボクは指先にそっとキスして、その指を首輪に押し付けた。

愛しています、ご主女さま。



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