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修学旅行〜空港にて

やっと韓国に着いた。


「あ〜やっと韓国に着いた。腰がいてぇ〜」


「とりあえずトイレに行かね?俺今ヤバいんだわ」


「あ〜俺もだ」


と言うことでトイレに行くことにした。


「ウザッ、人多すぎだぞ」


俺達と同様に多数の生徒がトイレに来ていた。


「そうだな。・・少し離れたところに行くか。」


というこで、少し歩いて別のトイレへ向かうことにした。


トイレを探す間に色々な店があった。もちろん広告の字は読めない。日本でないのでほとんどの人が意味わからない言葉を発している。


「あれトイレじゃね?



「俺ヤバい。走るわ」


そう言って聡は走ってトイレへ向かった。

しかし、俺はみっともなく感じたので余裕をかまして歩いて向かった。


「悟・・君?」


いきなり横から声をかけられた。

振り向くとそこには川添早織がいた。

「あっ、川添さん」

信じられないの出来事で俺は驚いた。どうやら人を待っているようだ。


早織

「あっ、ごめん。おどかせちゃった?」


「いや、全然大丈夫だよ」

正直、それより俺にとってはトイレの問題の方が問題である。


早織

「ずいぶん久しぶりだね。最近どう?」


正直、はやくトイレに行きたいが、せっかくの川添さんとの会話を台無しにしたくない。


「最近は順調かな。けど、そろそろ将来のことを考えないとな。川添さんはどうするの?」


早織

「私は医者になろうと思ってるの。できるだけ多くの人を救いたなって思って」


「川添さんほどのひとなら絶対できると思うよ。」


ここで俺の腹は限界にきていた。なのでここで会話を終わらせようと思った・・・が。


「お、早織もいるじゃん」

聡がトイレから出てきた。


早織

「あ、聡君」


「何これ?いい感じ?」


聡がニヤニヤしながら言ってきた。


早織

「ち・・違うよ。トイレの友達待ってたらちょうど悟君にあっただけだよ」


俺の気持ちは少し悲しかった。普通なら落ち込んでいるはずだが、トイレに行きたいがために、他の事を考えている余裕がないのだ。


「な〜んだ。せっかくなんだし時間もしばらくあるから話そうや」


聡は俺のために言ったつもりだろう。

しかし、今の俺にとっては逆効果だ。

¨ヤバい・・腹が・・¨



とそのとき、


女子

「早織お待たせ〜」


川添さんの友達らしき人がトイレから出てきた。


早織

「あっ、ごめんね。聡君と悟君。友達出てきたからもう行くね」


¨助かった・・・¨

が、しかし


女子

「何ナニ?お友達?」



早織

「中学のときの同級生」


すると聡が


「聡と申します」

聡はその女子を気に入ったらしく、自分から自己紹介を始めた。


¨お願いだからトイレに行かせてくれ・・・ていうか、お前彼女いるのにそんなに目が浮かれてていいのか?・・¨


そして仕方なく


「・・悟です」

女子

佐藤薫かおるです」


相手も礼儀正しく返事をしてきた。



¨・・・ヤバい・破裂しそう・・¨


このとき俺は死にそうだった。

俺の状態を読んだのか、聡が


「そういやトイレにキーホルダー落ちてたけどお前のだった?」

「あぁ、俺のかも。」


といい、俺はダッシュでトイレに入って事を済ませた。


¨助かった・・¨




出てきたらそこには聡だけがいた。


「二人は?」


「他の女子と買い物に行った」


「あぁ・・そう・・」


「まぁそんなにガッカリするな。またそのうち次があるからな」


「別にそこまで落ち込んでねぇよ」




このときは考えもしなかった。次の川添さんとの機会がきたのは俺の人生を大きく傾けることとなるとは。


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