表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

修学旅行〜飛行機にて

修学旅行先は韓国である。

俺は韓国に近い福岡に住んでいるが、今回が行くのは初めてとなる。



先生

「皆集まったな?よし、それじゃ飛行機に乗るぞ。わかっているとは思うが中では静かに。絶対キャビンアテンダントさん方に迷惑かけるなよ」


¨先生。アンタ昨日´飛行機といえばキャビンアテンダントに決まりだ。修学旅行の楽しみの一つでもある`とか言ってたよね?メルアド聞く気満々だったよね?¨


そんな事を思いつつ俺は機内に入った。




・・機内にて



「さぁ、悟。さっさと教えろ」聡がニヤニヤしながら聞いてきた。


田中

「何の話?」


とおる

「何?恋話?」


田中と亨が話に入ってきた。 


田中はクラスの委員長で皆のまとめ役だ。

亨は二年になって知り合い、なかなか話のわかるやつだ。


「コイツ今回の修学旅行で告白するんだ」


「え?!マジ?!誰に?!」


「いや、告白なんてしないよ。聡、教えるから黙ってくれ」


そういって俺は聡の耳元でいった。


´川添さん`



「へぇー。悪くはないけど、お前けっこう変わったタイプだな。」

川添早織さおりとの関わりは中学の時からだ。´変わったタイプ`ってのは彼女がそうであるからだ。

川添さんは頭がよく、すごい才能の持ち主だ。希望校は東大で、ものすごく勉強熱心だ。しかし、そのぶん世間知らずでもある。プレイステーションすら知らないくらいだ。




俺にとってはそんなことはどうでもよく、彼女の家庭的で優しい雰囲気に引かれたのだ。

ところが、高校に入ってからは組が離れてあまり話していない。



「で、何なの?好きな人の事?」

田中

「もしかして・・D組の山田さん?」


山田桃江ももえは頭がよく、顔もいいのでかなり噂になっている人だ。

また、俺とは中学から関わりがある。しかし、話好きの彼女は、女子とあまり話さない俺にとっては苦手なタイプである。


「いや、山田さんとはよく話すけど付き合おうなんて思ってないよ。て言うか誰にも告る気ないよ」


田中

「え〜!何で?悟君ならイケそうなのに・」


「そうだぞ。お前シレッと頭いいし、運動神経抜群じゃねぇか」


俺は剣道部で、この前の大会で個人3位をとった。


「頭は田中の方が圧倒的だし、剣道では佐々木に負けたよ」



「で、好きな人は誰なの?」


亨が再び聞いてきた。


「・・そりゃ〜・・はるかだなんて言えないよな・・」


ここで聡がうまく笑い話に変えてくれた。


田中

「えっ本当に?!」


「ははは、そりゃ変わったタイプだな」


安藤はるかは俺のクラスのマドンナ的存在であり、

顔は悪い

性格荒い

女感0


・・女感なんて言葉あったっけ・?

まぁそれはどうでもよく、とにかく男に対しては酷く、女に優しい人物である。


「おいコラ、聡ばらすなよ」


「悪ぃ悪ぃ」


先生

「お前らうるさいぞ。キャビンアテンダントさん達に迷惑だろうが」


こんな話をしているうちにうるさくなってきたので先生に注意さた。


¨先生。アンタさっきキャビンアテンダントさん達に´よろしくお願いします`とか言いつつ両手で握ってたよね?それってキャビンアテンダントさん達にとって困ることなんじゃないの?それに今はキャビンアテンダントさん達は1人もいないよ?¨

と思いつつも静かにすることにして、会話は終わった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ