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恋話

ここからが始まりです

さとし

「なぁ、さとる〜いい加減好きな人教えろよ。」


「そのうちな。」

「出た!またそのセリフかよ。いつまでもそんなこと言って逃げてると女も逃げちまうぞ?」


「またそのセリフかよ。俺は告白するきないから逃げられてもいいの。」


「・・そんじゃさ、賭けしようぜ。」

「賭け?」


「ああ、乗るなら俺の重大な秘密を教えてやるよ」

「お前の秘密なんて全部知ってるよ」


悟と聡は幼稚園からの付き合いで、お互いに何でも知っていた。


「いや、昨日決めた事だから誰も知らねぇよ。」


「・・松浦さんに告白・・とか?」


「・・ああ。修学旅行前日にするつもりだ。応援しろよ?」


「おぅ!でも、何で前日?修学旅行中のホテルとかの方がよくないか?」


「初デートが海外なんて最高だろ?」

「・・・まぁできるといいな」




〜修学旅行前日〜


「悟・・・俺フラれたら自殺するわ・・」


¨お前昨日までかなり自信ありげに話してたよな?¨


「修学旅行が終わってからにしてくれ。今すると修学旅行が台無しになる」


「おい、そこは普通´大丈夫!お前ならイケル`だろうが」


「はは、まぁちょっとは気が楽になっただろ?


「ならねぇよボケ。・・そんじゃ男聡!戦場へ行ってきます!」

聡と松浦千夏ちなつの関わりは去年の入学式からだ。

天然の松浦さんは入学式当日に上履きを忘れてしまい、困っているところを、松浦さんの可愛らしい様子に心を打たれたのか、聡が上履きを貸してあげたのである。

そして、今年に入り、運良く俺達と同じB組になったのだ。


¨たぶんイケルだろ¨

と俺は思った。




数分後、聡が戻ってきた。


「どうだった?」

聡のニヤケた顔からすると聞くまでもないが、念押しに聞いてみた。


「・・さぁ悟!好きな人教えろ!」


どうやら返ってきた返事を言うのが恥ずかしいようである。


「あぁ〜・・明日教えるわ」


「・・まっいっか。そんじゃ俺はハニーを送るからじゃぁな!明日絶対教えろよ!」


そう言って聡は駆け足で校門へ向かった。

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