ぼくのてつがく 零限目
はじめて小説を書きます。
大雑把な内容は決めていますが内容はぐだぐだ必須です。
文章もまともに書いたことがない人間が書くので大目にみていただければと。
数ある小説のなかで、こんな適当な小説も連載できるんだ!って
励みになれば幸いです。
モテない・できない・言えそうもない
通称、ガッツ芥川。
汗かいてベソかいてGo!
それすらできない僕、芥川寅之助である。
「ゼィ・オンザ・ブリッジ」
隣りの英会話少年のひたすら良い発音を横耳に、
通いなれたはずの東上線にゆられ大学へ向かう。
新しい第一歩に、とおばあちゃんからもらった新品の革靴。
新しい季節を踏み奏でるのを楽しみにしている。
車窓からは柳瀬川沿いに並ぶ桜並木。
未来の彼女と歩けたらなあという妄想を度々してしまう景色である。
「ヒー・ハズ…ヒーハズァ・ナッ!」
全く意味がわからない横の少年の英語。
それに後ろ髪を引かれながらも志木駅で降りる。
新入生の入るこの時期のキャンパスはサークル勧誘でにぎわっていた。
当時大学デビューを目論んでいた自分の面影をキャンパス生に重ねてみる。
僕は奥歯のあたりできゅっと想い出を噛み渋いた。
今日から僕は、自分が通った大学の講師になった。
担当は「哲学」。
生徒たちは人間ではない。
僕がはじめて受け持つ生徒は、動物人間である。