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それは突然だった

それは突然だった。


僕は友達と遊んでいた。

急に胸が苦しくなった。

友達は救急車を呼んでくれた。

しかし近くの病院はすべて断られた。

「あ~これが『たらい廻し』ってやつか」

薄まりつつある意識の中、

僕は思い。

初めて、

「死」を意識した。


そして、

病院に着いた時、

僕はこと切れていた。


遺影に向かってお母さんは、

「ひろし!聞いてる?」

「ひろし!起きて!」

と、

何度も泣き叫んだ。

僕は、

「聞いてるよ、お母さん」

と言った。

いや言ったつもりだったが、

お母さんには聞こえていない。

僕は聞こえているし、

言っているのだが・・


死後は

「こんなものなんだ」

と僕は15にして知ることとなった。


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― 新着の感想 ―
うわぁ。なんだか切ない……。
2024/12/12 16:13 退会済み
管理
たらいまわし、よく聞く話ですよね このお話に二つの感想をもちました 自分だったら、これもありか 家族だったら、つらい ましてや自分の子供だったら、つらすぎる… たらいまわし、どうしていったらなくな…
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